OpenAI と ChatGPT の関係

OpenAI は、AI の研究と開発を担う企業です。ChatGPT は、その OpenAI が提供する会話型 AI サービスとなります。両者は混同されやすいのですが、以降の説明を整理するうえで、まずは別のものとして分けておきましょう。

ChatGPT では、文章の作成や要約、調べもの、ファイルの読み取りに加えて、画像の生成と、お手持ちの画像の編集にも対応しています。専用ソフトの細かな操作は必要ありません。「新商品のビジュアルを、横長で作って」「この商品カットの背景を、柔らかい印象に整えて」といった具合に、普段の言葉で伝えるだけで、会話を通じて仕上げていけます。

名前何を指すか
OpenAIChatGPT や AI モデルを開発・提供している会社
ChatGPTOpenAI が提供している会話型の AI サービス
ChatGPT Images 2.0ChatGPT で使える、現在の画像生成・編集機能

画像生成機能は、どう進化してきたか

ChatGPT の画像生成は、この 1 年半で三度、大きな更新を重ねてきました。一度目は機能そのものの登場、二度目は精度の底上げ、三度目は役割の拡張。振り返ると、このように整理できます。

まず 2025 年 3 月 25 日、OpenAI は GPT-4o に画像生成機能を追加しました。これにより、それまでの会話の流れを踏まえた画像を作り、同じ会話の中で修正を重ねられるようになります(Introducing 4o Image Generation)。

続く 2025 年 12 月 16 日には、新しい ChatGPT Images が公開されました。人物の顔つきや元画像の構図を残したまま一部を直せるようになり、画像内の文字や生成速度も改善されています。

そして 2026 年 4 月 21 日、ChatGPT Images 2.0 が発表されました。文字や物の配置を細かく指定できるようになり、長い資料の図解化、Web での事前調査、複数枚の同時生成、縦横比や解像度の指定など、複数の機能が同時に加わっています。

2026 年 7 月 22 日時点で、ChatGPT の最新の画像生成機能は ChatGPT Images 2.0となります。

Images 2.0 で、いま作れる 8 つのもの

主な機能を、実際の作業に沿って整理したものが次の一覧です。

やりたいことImages 2.0 で行う作業最後に人が確認すること
新しい画像を作る写真、イラスト、ポスター、商品広告、図解などを文章から生成する用途に合う表現か、対象物に意図しない変化がないか
画像を編集する画像を取り込み、背景、服、物、文字、描き方などを変更する残したい対象、商品、ロゴ、構図が変わっていないか
文字入りの画像を作る見出し、説明文、数字、ラベルを画像内へ配置する誤字、数字、改行、読みやすさ
資料を図解するPDF や Web ページを読み、要点を一枚の図解やポスターにまとめる元資料との一致、引用、出典、数式
スライドを作る長い資料の要点を複数枚に分け、説明する順番と各ページの見た目をそろえるページ構成、情報の抜け、編集できる資料への仕上げ
調べてから画像を作るThinking で Web 検索し、集めた情報や参考画像を一枚または複数枚にまとめる情報源、確認日、価格や統計の正確さ
同じ図柄で複数展開する自社商品や、自社で権利を持つ図柄・画像を元に、場所や描き方を変えた複数枚を作る商品の形、模様、色、ロゴ、小物が各画像で変わっていないか
掲載先に合わせる正方形、縦長、横長、パノラマなどの比率と解像度を指定する実際の画面や印刷物での見え方

まず試すなら「新しい画像を作る」か「画像を編集する」から始めるのがおすすめです。長い資料を図解にする、Web で調べてから画像を作る、内容を何枚かに分けるといった作業では、Thinking を使います。

無料プランでどこまで使えるか

ChatGPT Images 2.0 の通常の画像生成は、無料プランを含むすべてのプランが対象です。まずは普段の ChatGPT の会話画面で「画像を作って」と頼むか、メニューから「画像を作成する」を選べば始められます。

調べものをしてから画像を作る、長い資料を読み込んで複数枚にまとめるといった作業では、Thinking を使います。2026 年 7 月 22 日時点、Thinking を使った画像生成は Plus・Pro・Business が対象です。Enterprise と Edu は、OpenAI の公式 Help で近日提供予定と案内されています。

一枚の画像を作るだけなら、通常の画像生成から始めるとよいでしょう。資料の読み取りや Web 検索が必要になった段階で、Thinking へ切り替えます。この順序を意識すれば、迷わずに使い分けられます。

Images 2.0 の使い方、5 ステップ

1. 一枚だけ作るか、調査や資料整理も任せるかを決める

作りたい画像が決まっていて、一枚をすぐ作りたい場合は通常の画像生成を選びます。Web で情報を調べる、長い資料を読む、内容を何枚かに分ける、説明の順番から考える必要がある場合はThinkingが向いています。

Thinking を使ったからといって、出力が必ず正しくなるわけではありません。調べものや構成を含む作業には向いていますが、調べた内容の事実確認は、あくまで人の役割となります。

2. 「何を描くか」より先に、使う場面を書く

最初の指示で、目的・見る人・掲載場所・伝える内容・出力形式を書き添えます。

新商品の社内説明会で使う表紙画像を作ってください。見る人は営業担当者です。16 対 9 の横長にしてください。商品写真は変更せず、背景だけを明るい展示会場に変えてください。画像内の文字は「2026 年 秋の新商品説明会」。右側に商品を置き、左側には見出し用の余白を取ってください。

「おしゃれに」「かっこよく」だけでは、見る人と用途に合っているかを判断できません。誰が、どこで、何を理解する画像なのかを、先に伝えます。

3. 残すものと変えるものを分ける

既存画像を編集するときは、変えたい部分だけでなく、残したい部分も書き添えます。

背景を春の屋外に変更してください。人物の顔、髪型、服、立ち位置、商品の形、ラベル、ロゴ、画像の縦横比は変更しないでください。

ChatGPT には、直したい部分を選ぶためのツールも用意されています。ただし OpenAI は、選んだ範囲だけが正確に変わるとは限らず、その外側まで編集される場合があると案内しています。修正後は、選ばなかった場所も確認します。

4. 長い資料は、配置と残す情報を指定する

PDF や Web ページを図解にするときは、「要約して」だけで終わらせません。

添付した PDF の内容を、初めて読む営業担当者向けの 1 枚のインフォグラフィックにまとめてください。上部に結論、中央に主な根拠を 3〜4 点、下部に注意点と次のアクションを配置してください。PDF にない数字は追加しないでください。数字を引用する場合は、元のページ番号も入れてください。

配置、読み手、残す数字、除外する内容、出典の扱いまで指定しておけば、そのまま確認基準としても活用できます。複数枚に分けたい場合は、1 枚ずつ順に生成するよう伝えると、独立した画像として扱えます。

5. 一度に全部直さず、修正点を一つずつ分ける

出力後に「もっと良くして」と頼むと、良かった部分まで変わってしまいがちです。

見出しの文字だけを一回り大きくしてください。商品、人物、背景、配色、縦横比は変更しないでください。

修正のたびに、残したい条件も短く繰り返します。特に人物、商品、ロゴ、数字を含む画像は、前の版と横に並べて差を確認します。

仕事別に見る、Images 2.0 の使い方

広告制作:本制作の前に、案を並べて比べる

同じ商品を使い、背景・光・構図・広告文を置く場所を変えた見本を作れば、本制作に入る前に案を並べて比べられます。言葉だけでは伝わりにくかった完成像も、会議前に画像で共有できます。

広告として仕上げる場合は、商品の形、ラベル、ロゴ、ブランドカラー、人物の同意、参照素材を使う権利を、あらかじめ確認します。画像がきれいに見えても、そのまま公開できるとは限りません。

スライド・研修資料:残す要点と説明の順番を決める

70 ページの PDF を 7 枚に落とし込む公式デモのように、資料の要点を分け、説明する順番を画像で確かめられます。PowerPoint を作り込む前に、全体の構成、1 枚あたりの情報量、図解に落とす箇所を検討できます。

完成後は元資料のページと照合し、文字を編集できる形式へ移します。重要な数式、引用、制度、料金については、画像内の表記のみを信頼することは避けます。

Web で調べた内容を、会議や研修用の画像にまとめる

Thinking を使えば、調査で集めた情報を年代別・商品別・論点別に分け、複数枚の画像にまとめられます。会議前の情報共有や研修資料に活用できますが、内容の正確さは参照した情報源によって変わります。

画像を作るときは、ChatGPT が参照した URL も表示させ、画像とは別に一覧で保存します。画像の中に出典名を書くだけでなく、元のページを開けるリンクを残しておきます。

自社商品・自社の図柄で、複数の画像を作り分ける

自社商品や、自社で権利を持つ図柄・画像を基準にして、イベント告知やキャンペーンの画像を作り分けます。最初に正面や横から見た形、色、模様、小物をまとめた基準画像を作り、その画像を参照しながら別の場面を作っていきます。

元にした商品や図柄の見た目が、すべての画像で同じになるとは限りません。形、模様、色、ロゴ、小物の位置が変わる場合があります。一枚ずつ確認するだけでなく、すべての画像を横に並べて違いを確かめます。

画像を作って、保存するまで

ChatGPT の会話画面で、作りたい画像をそのまま文章で伝えます。メニューから「画像を作成する」を選び、画像作成用の画面を開く方法もあります。写真に手を加えたい場合は、その写真を会話に取り込み、変えたい箇所を伝えます。

作った画像は Images の一覧に自動で保存され、パソコンとスマートフォンのどちらからでも見返せます。画像を開くと、コピー、端末への保存、共有を選べます。不要な画像を一覧から消すには、その画像を作った会話を削除します。

AI に任せる作業と、人が確認する作業

Images 2.0 に任せやすいこと人が確認・判断すること
背景や構図の案を複数出すブランドとしてどの案を採用するか
長い資料を図解やスライドに分ける要約に抜けや誤りがないか元資料と照合する
画像内に文字や数字を配置する誤字、数値、日付、固有名詞を校正する
Web で調べた内容を図解や画像にまとめる情報源、確認日、引用条件を確かめる
対象や商品を残しながら編集する顔、商品形状、ロゴが変わっていないか確認する
自社の図柄で複数の画像を作る形、図柄、色、ロゴが画像ごとに変わっていないか確かめる
掲載先に合わせた縦横比を選ぶ実際の画面や印刷物で読みやすさを確認する

Images 2.0 を使っても、確認作業はなくなりません。短時間に多くの案を作れる分、どの案を採用するか、文字や事実に誤りがないかを人が判断する必要があります。

公開前に確認する 10 項目

  1. 画像内の日本語に誤字、助詞の誤り、不自然な改行がないか
  2. 数字、日付、価格、引用、固有名詞が元資料と一致しているか
  3. 人物の顔、手、体、服装に意図しない変化がないか
  4. 商品の形、ラベル、ロゴ、ブランドカラーが変わっていないか
  5. 選択した範囲の外まで編集されていないか
  6. 複数枚で商品、図柄、色、用語、ページ順がそろっているか
  7. 参照した Web ページの URL と確認日を保存しているか
  8. 入力した写真、作品、ロゴを利用できる権利があるか
  9. 掲載先の実寸で文字が読め、必要な余白が残っているか
  10. AI が作った部分と、人が確認・修正した部分をチーム内で説明できるか

公開直前の担当者だけが 10 項目を確認していると、見落としが起きやすくなります。企画・生成・編集・最終確認の各段階で、誰がどの項目を見るかを、あらかじめ決めておきます。

OpenAI 公式動画 7 本で、実際の機能を見る

OpenAI の公式動画では、Images 2.0 の機能を実際の画面と作例で紹介しています。ここでは 7 本を順に取り上げていきます。

1. 同じ人物の写真から、服装や背景を変える(ChatGPT Images)

55 秒の映像作品です。一人の人物を写した写真をもとに、赤い服の全身写真、家族や友人と並ぶ写真、雪山、宇宙服姿、幻想的な風景へと、服装や背景を変えた画像が次々に生まれていきます。最後は、作成した画像を Images 画面で振り返る場面で締めくくられます。

伝えているのは、毎回まったく別の画像を作る方法ではなく、元の写真を使い、顔立ちや雰囲気を残しながら服・背景・場所・描き方を変えていく方法です。仕事では、人物写真の衣装や撮影場所、広告の構図を比べる見本作りに活用できます。商品写真であれば、商品の形を残して背景だけを変えたり、店舗・屋外・スタジオに置いた画像を並べて比較したりできます。

ただし、人物の顔、商品の形、ロゴが一切変わらないわけではありません。変更を指示していない箇所も、画像を作るたびに確認が必要です。

2. 写真だけでなく、図解や雑誌の誌面も作る(This is ChatGPT Images 2.0)

Images 2.0 で作られた画像を短い映像でつなぐ紹介動画です。大きな文字を配置した T シャツ、花の観察ノート、動物の移動を説明する図解、航空機の構造図、雑誌の見開き、複数ページの誌面、米粒に書かれた文字、中世の船を描いた図版、宇宙船の記録写真風の画像まで、種類の異なる作例が次々と登場します。

写真やイラストだけでなく、出版物、教育用の図解、文字を大きく使ったデザイン、記録写真のような画像まで作例に含まれています。企画の初期段階では、同じ内容をポスター・雑誌広告・商品紹介・図解に作り分けて、どの形なら相手に伝わるかを比べられます。

画像の中に文字が入っていても、その文章が正しく書かれているとは限りません。小さな文字、長い文章、日本語の助詞、数字、固有名詞は一文字ずつ読み直します。

3. 同じカメレオンを、異なる描き方と場面で見せる(Chameleon)

一匹のカメレオンが、雑誌の表紙、料理やゼリーの一部、道路標識の文字、バー、トレーニングジム、人形のパッケージ、探検地図、西部劇と次々に姿を変える、短い映像作品です。写真・広告・玩具の箱・雑誌の誌面・物語の挿絵へと描き方が変わっても、同じ緑色のカメレオンだと分かる構成になっています。

企業で使う場合は、自社商品や、自社で権利を持つ図柄を元に、キャンペーン・イベント告知・広告画像を作り分けます。最初に正面や横から見た形、色、模様、小物をまとめた基準画像を作り、その画像を参照しながら別の場面を作っていきます。

ただし、元にした商品や図柄の見た目がすべての画像で同じになるとは限りません。形・模様・色・ロゴ・小物の位置が変わる場合があります。一枚ずつ確認するだけでなく、すべての画像を横に並べて違いを確かめます。

4. 掲載先に合わせて縦横比と解像度を変える(Aspect Ratios & Resolution)

OpenAI の画像生成チームの研究者が、指定できる縦横比と解像度を説明する動画です。以前は正方形・決められた縦長・決められた横長が中心でしたが、Images 2.0 では幅と高さを細かく指定でき、2K 解像度も選択できます

実演ではまず、海の深さごとの層を説明する 3 対 1 の縦長ポスターを作成し、印刷時に小さな文字まで読めるよう解像度を 2K に引き上げます。米粒に文字を載せた画像を高解像度と低解像度で並べ、書かれた内容まで判読できることを示しています。

最後は、ハーフドーム山頂から見た 360 度パノラマです。「360 度パノラマ」と伝えるだけでモデルがおよそ 2 対 1 の縦横比を選び、研究者は Codex で画像を一周見渡せる表示画面を用意し、左右の継ぎ目の自然さまで検証しています。

5. 長い資料を、図解やスライドにまとめる(Slides & Infographics)

Images 2.0 が長い資料を読み、内容を図解やスライドにまとめるまでを紹介する動画です。研究者はまず、Thinking を選ぶと複雑な図解を作成できると説明します。1,000 語を超える指示文で、文章・数字・数式・専門用語・図の配置・凡例・色・描き方まで細かく指定し、教育用の図解へとまとめています。

次の実演では、70 ページの研究論文 PDF を渡し、7 枚のスライド画像にまとめます。研究者自身が内容をよく知る論文を使い、主な成果と要点が正しく選ばれているかを確かめています。同じ PDF を縦長の学術ポスター一枚にまとめる例や、ファイルをアップロードせず Web ページの URL からポスターを作る例も示されます。

PowerPoint を作り始める前に、70 ページのうち何を 7 枚に残すか、どの順番で説明するか、1 枚にまとめるなら何を大きく見せるかを、画像で確かめられます。ただし動画で作られているのは 1 枚ずつの画像で、PowerPoint 上で自由に編集できるファイルが完成するわけではありません。数字、引用、数式、出典、固有名詞は元の PDF と照合し、必要なら編集できるスライドへ作り直します。

6. 左右、時刻、物の位置まで細かく指定する(Instruction Following)

画像生成モデルが細かな指示をどこまで理解できるかを確かめる動画です。女性が左右の手に別々の言葉を持つ写真では、文字を描くだけでなく、どの言葉を右手に、どの言葉を左手に持たせるかまで指定しています。

特に印象的なのが時計の実演です。広告写真の時計は 10 時 10 分を指していることが多いため、画像生成モデルも別の時刻を求められた場合に 10 時 10 分を描いてしまう傾向がありました。動画では2 時 25 分・2 時 30 分・9 時 10 分・7 時 45 分など、複数の時刻を指定して描き分けています。物の配置では、リンゴを中央・マグカップを右・本をその上・カメラを左・バスケットボールを下、と複数の物の位置関係を文章で伝える例が示されます。

広告や資料の見本作りで、「商品を右に置き、左側は見出し用に空ける」「人物は商品を左手で持つ」「注釈は写真に重ねない」といった条件を、最初の指示文に書き添えられます。ただし条件が多いほど見落としは起こります。指示文を「人物」「商品」「文字」「位置」「色」「サイズ」に分け、出力後も同じ項目で確認していきます。

7. 情報を集め、構成を考え、複数枚にまとめる(Thinking & Intelligence)

Thinking を使った画像生成を紹介する動画です。画像を作る前に情報を集め、参考画像から共通する特徴を見つけ、そこから複数枚の構成にまとめるという流れを示しています。

最初の実演では、最近販売された OpenAI のグッズを探し、価格の目安を調べたうえで広告を作成しています。モデルは複数の Web サイトから商品画像と情報を集め、再販売価格も参照しながら、広告風の一枚にまとめます。続いてニュートンの主な業績を、大学生向けの複数ページの図解に整理する事例が紹介されます。ページごとの見た目をそろえながら、文章・図・数式を配置していく構成です。

最後は、2006 年・2016 年・2026 年に SNS で流行した写真の撮り方や加工を調べ、年代ごとに別のページにまとめる課題です。一つの事実を検索するのではなく、多くの記事や画像を見て各年代に共通する特徴を探し、違いを比べられる形にまとめます。

仕事では、市場の変化を年代別に並べる、複数の商品を比較する、調査結果を社内共有用の図解に落とす、研修教材を数ページに分ける、といった場面で活用できます。ただし、この動画に登場する再販価格のような情報は、あくまで検索結果からの推定値です。正規価格、在庫、販売条件、人物の経歴、統計、引用の類は、画像内にもっともらしく収まっていても、そのまま事実として扱うことはできません。出典のページを開き、確認した日付と併せて記録に残しておくことが大切です。

7 本の公式動画から見える、Images 2.0 の本質

7 本を通して見ると、これらがバラバラの機能紹介ではないことが分かります。一つの大きな変化を、七つの角度から映し出したものと言えます。

ChatGPT Images は、元の人物写真を活かしながら服装や背景を変える様子を映します。This is ChatGPT Images 2.0 では、文字入りの誌面や図解が作例として登場します。Chameleon は、同じカメレオンを異なる場面で描き分ける構成です。縦横比と解像度の動画では、掲載先に応じて縦横の比率と細かさを調整します。Slides & Infographics は長い資料を図解やスライドへ、Instruction Following は左右・時刻・物の位置の指定を扱います。そして Thinking & Intelligence では、Web で情報を集めたうえで複数枚の画像にまとめています。

この変化を一文でまとめると、次のようになります。

画像を作って直すだけでなく、資料を読み、必要な情報を調べ、何をどの順番で見せるかまで考えながら画像を生成してくれるようになりました。

作業を代わってくれるツールから、構成まで一緒に考えてくれる相棒へ。Images 2.0 の本質的な変化は、この一線を越えたところにあります。

個人の操作から、チームの手順へ

ChatGPT Images 2.0 は、初めて触れる方でも、会話するだけで画像を作れます。それだけ扱いやすい画像制作ツールになっています。

ただし、ここで一度立ち止まっておきたいところです。個人が画像を作れることと、企業が同じ基準で安全に使えることは、別のことだからです。

社内でご利用いただく場合には、入力してよい情報、参照画像を使える範囲、商品やロゴの確認方法、調査結果を照合する担当者、完成と判断する条件を、あらかじめ決めておく必要があります。Images 2.0 は資料の読み取りや Web 検索も行うため、操作方法だけでなく、情報の正しさを誰が確かめ、誰が公開を承認するのかまで含めて、チームの手順として整えていきましょう。

GPT Image 3 が発表された場合

2026 年 7 月 22 日時点で、OpenAI による「GPT Image 3」の公式発表は確認できていません。名称、提供時期、機能について推測することは避け、現在利用できる情報としては扱いません。

GPT Image 3 が公式発表された際には、速報記事を執筆します。速報では発表当日の変更点と提供条件をお伝えし、本記事ではこれまでの更新履歴・使い方・公式動画・対象プラン・注意点を、同日に更新いたします。