ChatGPT Images 2.0とは何か
ChatGPT Images 2.0は、OpenAIがChatGPTに搭載している画像生成・編集機能の名称です。会話の中で自然文で指示するだけで新しい画像を作り、生成後の画像を同じ会話内で編集できます。画像内の一部だけを塗り替える範囲指定編集、比率の切替、参照画像のアップロードによる編集にも対応します。
前身の「DALL·E 3」を置き換える位置づけで、ChatGPTアプリのUIに深く組み込まれているのが特徴です。別サイトへ移動する必要はなく、テキストの会話と画像生成が同じスレッドで完結します。
使う前に確認すること
対応プラン
Images 2.0はFree、Go、Plus、Pro、Business、Enterpriseの各プランで利用できます。Freeでも使えますが、1日あたりの生成回数と生成速度に制限があります。上限に達した場合は、上限リセットまで待つか、有料プランへ切り替える必要があります。
対応端末
WebブラウザとiOS版・Android版のChatGPTアプリから利用できます。生成された画像はプラン共通のライブラリに保存され、Webとアプリのどちらからも同じ画像を開けます。
回数と待ち時間
固定の生成可能枚数は公式に一律掲載されていません。プランや混雑状況によって変動するため、他プランの利用例から自分の残り回数を推測せず、利用中の画面に表示される案内を基準に判断してください。OpenAIは、混雑時には生成に数分かかる場合があると案内しています。待っている間も、別の会話でChatGPTを使えます。
画像を作る手順
1. 会話画面か「Images(画像)」を開く
入口は3つあります。
- 普段の会話画面に直接書く:もっとも手軽。テキストの会話の途中でそのまま画像生成を依頼できます。
- サイドバーの「Images(画像)」を開く:画像生成専用の画面。過去に作った画像を一覧で確認しながら追加生成できます。
- 入力欄の「ツールを表示」から「画像を作成」を選ぶ:モデルに画像生成を明示的に指示したいときに使います。
どの入口から始めても、生成された画像は同じライブラリに保存されます。
2. 作りたい画像を具体的に伝える
最初の指示には、少なくとも次の4点を含めます。
- 何を描くか(被写体、動作、状況)
- どこで使うか(Webバナー、印刷物、SNS投稿、社内資料)
- 画面の向きや比率(縦長、正方形、16:9)
- 入れたい文字と避けたい要素(キャッチコピー、ロゴ、透かしの有無)
たとえば、「白い背景に青いガラスボトルを1本置いた商品紹介画像。縦長比率。上部に見出しを入れる余白を残す。文字は入れない」のように書きます。形容詞を並べるより、配置と用途を先に伝える方が、完成像を共有しやすくなります。
3. 生成結果を確認する
完成した画像は、拡大して次を確認します。
- 文字とロゴが正しく再現されているか
- 人物の指の本数、目線、姿勢に不自然な点はないか
- 背景と被写体の境界が破綻していないか
- 商品パッケージの色、形、質感が入力情報と一致しているか
広告や商品ページに掲載する画像は、生成物だけで判断せず、必ず原稿と原本画像に照合してください。
生成した画像を修正する方法
会話で全体を直す
修正は、新しい指示を同じ会話へ送るだけでも行えます。「ボトルは変えず、背景だけ淡いグレーにしてください」のように、残す部分と変える部分を分けて伝えます。全体の雰囲気だけを変えたい場合はこの方法で十分です。
範囲指定で一部だけ直す
画像内の一部を指定して直す場合は、生成画像を開き、「Select(範囲を選ぶ)」を選んで修正範囲をなぞります。その後、変更内容をテキストで入力します。
ただしOpenAIは、指定範囲の外側にも修正が波及する場合があると説明しています。修正後は、選択箇所以外に予期しない変化が起きていないか、元画像と重ねて見比べてください。
参照画像を渡して直す
手元の画像を編集したい場合は、会話に画像をアップロードし、変えたい点を自然文で伝えます。ロゴを合成する、背景を差し替える、被写体の表情だけ変える、といった用途に向きます。人物写真、ブランドロゴ、他社商品の写真を扱うときは、アップロードと編集に必要な権利や同意を先に確認してください。
保存した画像を後から探す方法
生成した画像はサイドバーの「Images(画像)」に自動保存され、後からいつでも開けます。画像を開くと、端末へのダウンロード、URLコピー、共有リンク作成、公開ギャラリーへの投稿を選べます。スマートフォンでは、画像を長押しするか共有アイコンから同じ操作へ進みます。
過去の生成物は生成日時の新しい順に並びます。特定の画像を早く見つけたい場合は、その画像を作った会話のタイトルで検索する方が確実です。
実務で成果を出す指示文の書き方(応用)
指示文は「対象・用途・比率・文字」の4点を満たしたうえで、次の順序で書くと精度が上がります。
- 1行目に用途を宣言する(例:「ECサイトのトップバナー用」)
- 2行目で被写体を1文で言い切る(形容詞を並べない)
- 3行目以降で背景・光・質感を分けて記述する
- 最後に禁止事項を列挙する(「文字を入れない」「透かしを入れない」「人物を入れない」)
用途を先に置くと、モデルは構図と余白の判断を用途に合わせて調整します。禁止事項を最後にまとめると、直前の記述に引きずられずに反映されやすくなります。
業務で使うときの記録の残し方
ChatGPT内の保存だけに頼ると、社内共有や承認の場で経緯を再現できなくなります。業務利用では、次の3点を案件フォルダにも残してください。
- 採用した最終画像(PNGまたはJPG)
- 最終指示文の全文(プロンプトそのまま)
- 修正履歴(何回目の修正で何を直したか)
これは承認証跡になるだけでなく、同じトーンで別カットを追加生成する際の指針にもなります。ブランドマネージャー、法務、外部代理店との共有を前提とするなら、初期の指示文と最終指示文の差分も残しておくと、あとから判断根拠を説明できます。
うまくいかないときの確認点
画像がまったく生成されない
利用上限に達していないか、画面に待ち時間の案内が出ていないかを確認します。ネットワーク不良で送信自体が失敗している場合もあるため、送信直後にエラー表示がないかも見てください。生成可能枚数はプランごとに異なり、公式は具体的な数値を一覧化していません。
文字が崩れる
入れたい文言を引用符(「」または")で囲み、そのまま示します。修正時は「文字を直して」だけでは足りません。「現在の表示:VER 2.0/正しい表示:Ver.2.0」のように、誤っている文と正しい文を両方書きます。公開前は必ず元原稿と一字ずつ照合してください。
修正してほしくない部分まで変わる
「商品本体とロゴは変更しない。背景のみ変更する」と、保持する要素を先に明示します。それでも変化する場合は、範囲指定編集で修正範囲を最小限に絞ってやり直すか、元画像へ戻って部分書き出しに切り替えます。
生成が極端に遅い
混雑時間帯(日本時間の夜間、米国東海岸の日中)は生成が遅くなる傾向があります。急ぐ案件は事前に生成しておくか、比率とサイズを控えめにして生成負荷を下げます。
スタイルが指示と違う
抽象的な形容詞(「おしゃれ」「かっこいい」「シンプル」)だけでは伝わりません。参照したい既存画像をアップロードするか、具体的な色番号、質感、光の方向、参考にしたい構図をテキストで指定します。ブランド指定色があればHEX値(例:#0A2540)で伝え、質感は「マット」「サテン」「グロス」のように工業的な語彙に置き換えます。
背景の質感が均一にならない
「同じ背景で複数カット」を作りたい場合は、1枚目を採用した後、その画像を範囲指定編集で開き、被写体だけを差し替えます。会話に文章で「同じ背景で別カット」と依頼するよりも、範囲指定で被写体だけを操作する方が背景の一貫性を保てます。
色が思ったより濁る
生成画像は、モニターとブラウザの色空間の影響を強く受けます。印刷や動画納品を前提とする案件では、生成後にAdobe Photoshopなど色管理が明示された環境で書き出し直し、sRGBまたはP3で保存してから納品してください。
2026年7月以降の主な更新
2026年7月以降、Images 2.0には次の改良が段階的に反映されています。反映状況はプランと地域で異なるため、実際の画面表示を優先してください。
- iOS/Androidアプリでの範囲指定編集の安定化:モバイルからでもデスクトップと同等の範囲指定が可能になりました。指を使った選択もPCのマウスと近い精度で動作します。
- 共有リンクからの追加編集:共有された画像を受け取った側が、自分の会話に取り込んで追加編集できるようになりました。社内でクリエイティブレビューを回す際、口頭で説明する代わりに「この部分をこう直したい」と直接編集して返せます。
- 参照画像アップロードの複数枚対応:複数の参照画像を同時に渡し、要素を組み合わせた画像生成ができます。人物の顔、商品パッケージ、背景の3枚を同時に渡して合成する運用が現実的になりました。
- プロジェクト機能との連携強化:ChatGPTのプロジェクト(Projects)内で生成した画像は、そのプロジェクトのコンテキストを引き継いだ状態で保存され、後日の追加生成でもブランドトーンを引き継ぎやすくなりました。
よくある質問
Q1. 無料プランでも使えますか
使えます。Images 2.0はFreeを含む全プランが対象です。ただしFreeは1日あたりの生成回数と速度が制限されます。業務で継続利用する場合は有料プランへの切替を検討してください。
Q2. 縦長や横長を指定できますか
できます。画像作成画面の比率選択を使うか、指示文に「縦長」「16:9の横長」「1:1の正方形」のように直接書きます。生成後に比率だけを変えたい場合は「同じ構図で16:9にしてください」と依頼します。
Q3. 手元の画像を編集できますか
できます。画像をアップロードし、変えたい点を会話で伝えます。人物写真、ブランドロゴ、商品写真を扱うときは、アップロードと編集に必要な権利や同意を必ず先に確認してください。
Q4. 生成した画像の著作権はどうなりますか
OpenAIは、Images 2.0で生成した画像の商用利用を認めています。ただし各国の著作権法、肖像権、商標、景表法、薬機法に反する用途は禁止されます。日本国内での商用利用の詳細は、ChatGPT Images 2.0の商用利用を参照してください。
Q5. 日本語のキャッチコピーは崩れませんか
英語より崩れる傾向は残ります。短い文言は再現度が高く、長文や複雑なフォント指定は崩れやすくなります。日本語表示の癖と対処法は、ChatGPT Images 2.0の日本語表示にまとめています。
まとめ
ChatGPT Images 2.0は、会話画面またはサイドバーの「Images(画像)」から作成し、同じ会話の中で修正できます。最初の指示では、対象、用途、比率、文字の4点を伝え、修正時は残す部分と変える部分を分けて指定するのが基本です。完成後は、文字、商品の形、修正範囲外の変化まで確認してから保存します。
より深く使いこなすには、以下の関連記事もあわせて確認してください。
- ChatGPT Images 2.0のプラン別提供状況
- ChatGPT Images 2.0の生成上限と待ち時間
- ChatGPT Images 2.0のプロンプト設計
- ChatGPT Images 2.0の商用利用
- OpenAI画像生成モデルの全体像
出典
- OpenAI「Introducing 4o Image Generation」(公式アナウンス)
- OpenAI Help Center「Image generation in ChatGPT」(公式ヘルプ)
- OpenAI Help Center「Editing images with ChatGPT」(公式ヘルプ)
- OpenAI Help Center「Availability of image generation」(プラン別対応表)
- OpenAI Usage Policies(商用利用条件)
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