現在の生成条件は5・8・10秒、720p、16:9
Adobe公式ヘルプに掲載されているFirefly動画エディター内の条件は次の通りです。
| 項目 | 現行仕様 |
|---|---|
| モデル | Runway Gen-4.5 |
| 入力 | テキスト指示、任意で開始画像 |
| 長さ | 5秒、8秒、10秒 |
| 解像度 | 720p固定 |
| 画面比率 | 16:9固定 |
| 詳細設定 | Seed |
| 生成後 | 履歴からタイムラインへ追加し、トリミング・結合 |
解像度と画面比率は変更できません。縦型広告や正方形の投稿を作る場合は、生成後に別の編集工程で切り抜きやレイアウトを調整する必要があります。
また、10秒を超える完成映像を一度に生成する機能ではありません。複数の短いクリップを作り、タイムライン上で順番を組む使い方になります。
Firefly動画エディターで使う手順
Adobeの現行ヘルプに沿うと、操作は次の流れです。
- Fireflyのホーム画面から「Timeline」を開く
- 新しいプロジェクトを作るか、既存のプロジェクトを開く
- 右側の「Generate media」からVideoパネルを選ぶ
- Modelの一覧で「Runway Gen-4.5」を選ぶ
- 作りたい映像を文章で入力する
- 5秒・8秒・10秒から長さを選ぶ
- 必要なら開始画像とSeedを指定する
- Generateを実行する
- 生成履歴からクリップをタイムラインへドラッグする
タイムラインへ置いた後は、クリップを短く切る、順番を変える、別の素材と組み合わせるといった編集ができます。生成と編集を別サービス間で往復せず、同じFireflyプロジェクト内でつなげられるのが今回の実装の中心です。
Runwayのサービス全体ではなく「パートナーモデル」を選ぶ
FireflyにはAdobe自身のモデルと、他社が開発したパートナーモデルがあります。Gen-4.5もその一つです。利用者はFireflyのモデル選択欄からRunway Gen-4.5を指定します。
この仕組みには、2つの意味があります。
1つ目は、同じAdobeアカウントとFireflyの編集画面から、目的に応じてモデルを選べること。2つ目は、Runway側のすべての機能、料金、契約、操作画面がFireflyへ移植されたわけではないことです。
たとえば、Firefly動画エディターで確認できるGen-4.5の出力は720p・16:9です。Runwayの公式サービス側に別の設定や機能があっても、Firefly内で同じ条件が使えるとは限りません。比較するときは「モデル名が同じか」だけでなく、「どのサービス上で、どの設定が開放されているか」を見ます。
開始画像とSeedは何のために使うのか
テキストだけで生成するほか、開始画像を指定できます。商品写真や構図案から動きを付けたい場合は、文章だけでゼロから作るより、最初の画面を固定しやすくなります。
Seedは生成のランダム性に関わる数値です。同じSeed、指示、設定を使うと、近い結果を生成しやすくなるとAdobeは説明しています。ただし、同じ映像を完全に再現できる保証ではありません。
ブランド制作では、Seedだけに再現性を任せず、採用した生成物、入力文、開始画像、モデル名、生成日を一緒に保存する方が安全です。修正時に「どの条件から作った映像か」を追えるようになります。
Premiere ProやAfter Effectsとの関係
2025年の提携発表でAdobeは、Fireflyで映像方向を探り、動画エディターでクリップを構成し、Premiere Proで編集、After Effectsで合成・仕上げを行う流れを示しました。現在のRunway紹介ページも、生成物をAdobeの編集アプリへつなげられると案内しています。
一方、今回の現行ヘルプで具体的に確認できるのは、Firefly動画エディターのタイムラインへ追加するところまでです。Premiere Proへの送信方法、利用できるプラン、クレジット消費は画面や契約条件で変わる可能性があります。実際の案件では、書き出し形式と受け渡し方法を利用環境で確認してください。
「Fireflyで生成すればPremiere上の完成タイムラインへ自動で入る」とまでは読まない方が正確です。
提携発表がFireflyの画面へ実装された
AdobeとRunwayは2025年12月18日、複数年の戦略提携を発表しました。AdobeがRunwayのpreferred API creativity partnerとなり、新しいモデルをFirefly利用者へ早期提供する方針や、プロ向けの動画制作機能を共同開発することが示されました。
発表当時の先行提供期間や生成回数特典は、現在も同じとは限りません。執筆時点で記事の中心にできるのは、提携時の将来構想ではなく、次の実装済み情報です。
- FireflyでRunway Gen-4.5をモデルとして選べる
- 5秒・8秒・10秒を生成できる
- 720p・16:9で出力される
- 開始画像とSeedを指定できる
- 生成履歴からタイムラインへ置ける
FireflyとRunwayの提携は、モデル発表のニュースだけではありません。短いクリップを生成し、そのまま編集タイムラインへ持ち込むところまで製品化されています。今使う際は、720p・16:9・最大10秒という条件を理解したうえで、完成映像の一部を作るモデルとして組み込むのが現実的です。