Hailuo AIとは|MiniMaxの動画生成サービス

MiniMax、Hailuo AI、MiniMax H3、Hailuo 2.3の違い

画像:会社、サービス、現行H3、Legacy 2.3シリーズの関係をAIGC TIMES編集部が整理

似た名称が続くため、まず会社、サービス、モデルを分けます。

  • MiniMax:Hailuo AIと動画生成モデルを開発・提供する企業
  • Hailuo AI:ブラウザやアプリから画像・動画を作るサービス
  • MiniMax H3:Hailuo AI公式サイトが提供開始を案内している動画生成モデル
  • MiniMax-Hailuo-2.3 / 2.3-Fast:MiniMaxのモデル一覧で「Legacy Models」に分類されている旧モデル

Hailuo AIの画面で使うモデルと、MiniMaxのAPIから呼び出すモデルは、同じ時期でも掲載内容が一致するとは限りません。制作記録には「Hailuo AIを使用」とだけ書かず、モデル名、入力素材、動画の長さ、解像度、生成日時まで残すと条件を再現しやすくなります。

MiniMax H3で何が変わったか

文章だけでなく、画像・動画・音声をまとめて参照できる

H3は、文章で場面を指示する従来の動画生成に加え、画像、動画、音声を参照して動画を作ります。たとえば、自社商品の写真で外観を示し、別の映像でカメラの動きを伝え、音声で声や音の手がかりを渡す、といった指定が可能です。

参照素材を増やせば必ず狙いどおりになるわけではありません。商品写真、動きの参考映像、音声が互いに矛盾していると、どの素材を優先した結果なのか判断しにくくなります。最初は役割の異なる少数の素材で試し、必要なものだけを足します。

映像とステレオ音声を同時に生成する

MiniMaxは、H3が映像に合わせてステレオ音声も生成すると説明しています。声、効果音、音楽を別々に後付けするだけではなく、映像と音の関係をまとめて扱う設計です。

公開前には、映像の確認とは別に、音声の内容、固有名詞の発音、不要な環境音、既存楽曲に似た箇所がないかを聞き取る必要があります。音が付いていることと、そのまま公開できることは同じではありません。

最長15秒、最大2Kで出力する

H3の公式発表では、最長15秒、最大2Kの動画生成が案内されています。長さと解像度はHailuo 2.3のAPI仕様とは別条件です。実際に選べる秒数、縦横比、必要クレジットは、生成前の画面で確認してください。

Hailuo AIで動画を作る手順

Hailuo AIで動画を作る5つの手順

画像:入力方法を選んでから複数案を比較するまでの流れをAIGC TIMES編集部が整理

1. 公式サイトで入力方法を選ぶ

Hailuo AIへログインし、文章だけで作るのか、手元の画像を動かすのか、複数の参照素材を使うのかを決めます。H3で異なる種類の素材を組み合わせる場合も、文章で完成像を伝えます。

2. 参照素材の権利を確認する

自社商品、自社で撮影した映像、利用許諾を得た人物写真など、使用権限を確認できる素材だけを読み込みます。社外秘の商品の写真や公開前の広告素材を使う場合は、生成物だけでなく入力素材をサービスへ送信してよいかも社内で確認します。

3. モデルと出力条件を記録する

生成前に、モデル名、秒数、解像度、縦横比、必要クレジットを控えます。現行H3とLegacy 2.3シリーズでは仕様が異なるため、過去の解説にある数値をそのまま使わず、選択中の画面を基準にします。

4. 画面内の変化を順番に書く

指示文には、被写体、動作、背景の変化、カメラの動き、音、最後の状態を、映像内で起きる順に書きます。

正面の商品ボトルは位置を保つ。背景の布だけが右から左へゆっくり揺れる。カメラは固定し、最後まで容器とラベルの形を変えない。小さな布ずれの音だけを付け、音楽は入れない。

「形を変えない」と書いても、生成結果が必ず指示に従うとは限りません。この文は、採用条件を明確にし、どこを直すか判断しやすくするためのものです。

5. 同じ条件で複数案を比べる

一度の生成で採用を決めず、同じ入力と設定で複数案を出します。人物や商品の形、ラベルの文字、動きの速さ、カメラの向きに加え、音声の内容とタイミングも確認します。比較段階と最終出力の生成を分けて記録すると、どの条件にクレジットを使ったか追いやすくなります。

公式動画でHailuo 2.3の動きを確認する

Hailuo AIの公式YouTube動画では、Hailuo 2.3と2.3 Fastによる作例を確認できます。H3の仕様説明ではありませんが、人物や物体の動き、カメラワーク、作例ごとの仕上がりを短時間で見比べる資料として残しています。

動画:Hailuo AI-MiniMax Design 公式チャンネルより引用

Hailuo 2.3と2.3 FastはLegacy Modelsとして確認する

MiniMaxのモデル一覧では、MiniMax-Hailuo-2.3MiniMax-Hailuo-2.3-Fastが「Legacy Models」に分類されています。H3の現行ガイドではなく、旧2.3シリーズの記録を確認するための資料です。2.3は文章または画像から動画を作るモデル、2.3 Fastは画像から動画を作るモデルとして掲載されています。

旧2.3シリーズのAPI仕様では、両モデルとも768pで6秒または10秒、1080pで6秒に対応します。2.3 Fastは画像から複数案を作る際の速度と費用を抑えたモデルとして案内されています。これらはLegacy Modelsに分類された2.3シリーズの条件で、H3へは当てはまりません。H3の入力方法と出力条件は、H3の公式発表と現行の動画生成ガイドで確認します。

Hailuo AIの料金|公開規約と決済画面を分けて確認

Hailuo AIには無料利用と有料プランがあります。2025年7月14日更新のSubscription Termsには、次の月額料金と会員クレジットが掲載されています。

  • Standard:月14.99ドル、1,000クレジット
  • Pro:月54.99ドル、4,500クレジット
  • Master:月119.99ドル、10,000クレジット
  • Ultra:月124.99ドル、12,000クレジット
  • Max:月199.99ドル、20,000クレジット

同規約では、無料利用者のダウンロードには透かしが入り、有料プランでは透かしなしで保存できるとされています。月ごとに付与される会員クレジットは翌月へ持ち越せません。

この規約はHailuo02を前提とした記述が残っており、H3の消費クレジットやキャンペーン価格を網羅していません。契約前に決済画面を開き、日本から購入する場合のプラン名、税込総額、付与クレジット、H3の消費量を確認してください。MiniMaxのAPI料金はHailuo AIの月額プランとは別です。

生成AIクリエイティブ・プラットフォーム17社調査の内容を見る

商用利用は有料プランの規約を確認する

Hailuo AIの一般利用規約には、サービスを個人的な非商用目的で使うという条件があります。一方、Subscription Termsは、有料契約中に生成してダウンロードしたコンテンツについて、利用者が知的財産権を保持し、商用利用できると定めています。広告や公式コンテンツへ使う場合は、無料利用ではなく、契約中の有料プランに適用される条件を確認してください。

有料プランを契約しても、第三者が権利を持つ写真、映像、音声、ロゴを自由に入力できるわけではありません。利用者には、入力素材と生成物を扱うために必要な権利を持つことが求められます。

また、Subscription Termsでは、サービスの運営、改善、宣伝のために、MiniMaxと関係会社が生成物を利用できるライセンスを利用者から受けるとしています。未公開素材や機密情報を入力する前に、この範囲を法務・情報管理の担当者と確認する必要があります。

Hailuo AIを企業で使う前の確認項目

企業の制作記録には、次を残します。

  • 利用したサービス、モデル名、生成日時
  • 入力した文章、画像、動画、音声
  • 各入力素材の権利者と許諾範囲
  • 秒数、解像度、縦横比、消費クレジット
  • 生成した案、修正内容、採用した案
  • 人物、商品、文字、音声の確認結果
  • 適用された利用規約と有料プランの契約状態

商品を扱う動画では、容器の形、ラベル、商品名を最初から最後まで確認します。人物を使う場合は、顔や身体の変化だけでなく、本人から許諾を得た媒体、地域、期間も制作記録へ結び付けます。

Hailuo AIのよくある質問

Hailuo AIとMiniMax H3は同じものですか?

同じではありません。Hailuo AIはブラウザやアプリで使うサービス、MiniMax H3はその公式サイトで提供が案内されている動画生成モデルです。MiniMaxは両者を開発・提供する企業です。

Hailuo AIは無料で使えますか?

無料利用は用意されています。ただし、Subscription Termsでは無料利用者が保存する動画に透かしが入るとされています。付与クレジットや対象モデルは、ログイン後の画面で確認してください。

H3で作った動画は商用利用できますか?

有料プランのSubscription Termsは、有料契約中に生成・ダウンロードしたコンテンツの商用利用を認めています。ただし、入力素材の権利、MiniMax側へ認める生成物の利用範囲、契約中のプラン条件は別に確認が必要です。

H3とHailuo 2.3の仕様は同じですか?

異なります。H3はテキスト、画像、動画、音声をまとめて参照し、最大2K、最長15秒の映像とステレオ音声を生成するモデルとして発表されました。2.3シリーズはモデル一覧のLegacy Models欄にあり、旧API仕様で768p・1080p、6秒・10秒の条件が示されています。この数値をH3の生成条件として使うことはできません。

Hailuo AIは現行H3とLegacy 2.3資料を分けて確認する

Hailuo AIを使い始めるときは、入力方法を選び、生成画面に表示されたモデル名と出力条件を記録します。H3では画像、動画、音声をまとめて参照できますが、素材を増やす前に、それぞれが何を指定するためのものかを決めておく必要があります。

料金はHailuo AIの月額プランとMiniMax APIで別に確認し、商用利用では有料プランの契約条件、入力素材の権利、MiniMax側へ認める利用範囲を分けて読みます。公開前には、映像の形や文字だけでなく、H3が生成した音声も確認対象に含めます。

Hailuo AIを確認した公式情報

  • サービスと提供状態Hailuo AI公式サイトは、H3の提供案内と生成画面への入口です。
  • 現行H3の仕様MiniMax H3公式発表現行の動画生成ガイドは、H3の入力方法と出力条件を確認する資料です。
  • 旧2.3シリーズの位置付けモデル一覧では、2.3と2.3 FastがLegacy Modelsに分類されています。旧2.3シリーズの秒数や解像度はH3へ流用しません。
  • 料金と権利Subscription Termsは、公開中の月額プラン、透かし、会員クレジット、商用利用条件の確認先です。
  • 一般利用条件Terms of Serviceには、利用目的、入力素材と生成物に関する利用者の責任が定められています。
  • 公式動画Hailuo 2.3 / 2.3 Fast公式動画では、従来モデルの作例を見られます。

AIGC TIMESとは

AIGC TIMESは、AIクリエイティブ業界の専門メディアです。本メディア運営企業が10都市・20社以上のグローバルブランドへの実装を通じて蓄積したメソッド、独自調査に基づく業界動向、AIツールのアップデート情報を、公式noteと連動して継続的に発信しています。

無料メソッド

AIクリエイティブの社内導入、研修、パートナー選定、ブランドコミュニケーションに関するメソッドを公開しています。

AIGC TIMESのメソッドを見る

お問い合わせ

AIクリエイティブ制作、PoC、社内導入、研修についてのご相談は、公式フォームからお問い合わせください。

企業向けお問い合わせ

公式リンク