Higgsfield の料金体系の全体像
Higgsfield の課金は、次の 3 系統で成り立っている。
- 個人向け月額プラン:無料プラン、Starter、Plus、Ultra の 4 階層
- チーム向けプラン:座席単位で購入する Team / Scale / Business 系
- Enterprise 契約:座席無制限、SSO、専用キャパシティ、契約単位の営業窓口
いずれの有料プランでも、生成のたびにクレジットが消費される。1 生成あたりの消費量はモデル、解像度、動画の秒数、機能ごとに異なる。プランを選ぶ判断軸は、月額の絶対値ではなく、利用したいモデルと出力条件で必要となるクレジット量、およびチーム利用の有無である。
2026 年に入って Higgsfield は料金構造を複数回更新しており、プラン名や単価が変わっている。公式ページに表示される月額と付与クレジットは、自分のアカウントの表示を確認するのが確実である。
個人向けプランの 3 階層
公式料金ページ(2026 年 8 月 20 日確認)に表示される個人向け有料プランは次の 3 階層である。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 付与クレジット/月 | 同時生成数 | 商用利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| Starter | $19 | $19 | 270 | 2 | 不可 |
| Plus | $59 | $47(20% 割引) | 1,200 | 6 | 可 |
| Ultra | $129 | $99(23% 割引) | 3,000 | 8 | 可 |
Plus 以上では商用利用が可能となり、Unlimited バンドル(後述)や優先キューが付く。Ultra では Supercomputer への優先アクセスが加わる。
無料プランは日次で少量のクレジットが付与され、動作確認と一部モデルの試用に使える。商用利用は対象外である。
上記の価格と付与クレジットは地域とキャンペーンで変動する。公式ページの表記は米ドル基準であり、日本のアカウント表示、消費税、決済手数料は自分の請求画面で確認する必要がある。
クレジット消費の基本
Higgsfield のクレジットは、Higgsfield 自社モデルと外部モデルを横断して一つのプールから消費される。生成ボタンを押す直前の画面に「この設定で消費するクレジット」が表示されるため、生成前に必ず数値を確認する運用が前提となる。
消費量に影響する主な変数は次のとおりである。
- モデル(Higgsfield 自社モデル、Google Veo、OpenAI Sora、Kling、Seedance、Nano Banana Pro など)
- 出力形式(画像/動画/音声)
- 解像度(480p、720p、1080p、2K、4K)
- 動画の秒数(8 秒、15 秒 など)
- 使用機能(Cinema Studio、Marketing Studio、Soul ID、Supercomputer)
- 追加ジョブ数(Enhance、Upscale、Extend)
サブスクリプションで付与されたクレジットは、月の請求サイクルでリセットされる。翌月への繰り越しは行われない。
モデル別クレジット消費の目安
公式料金ページと公式ブログで公開されている数値のうち、判断材料になる代表例を挙げる(2026 年 8 月 20 日時点)。
- Seedance 2.5(動画、8 秒):720p で 52 クレジット、480p で 24 クレジット(公式ブログ)
- Nano Banana Pro(画像):Starter の 270 クレジットで約 135 枚生成できる目安が案内されている
- Seedance 2.0(動画):Starter の 270 クレジットで約 15 本生成できる目安が案内されている
Sora 2 や Veo 3.1 のようなプレミアムモデルは 1 生成あたりのクレジット消費が大きく、Starter プランの月次クレジットで作れる本数は数本にとどまる。逆に画像モデルは 1 枚あたりの消費が小さい。1 か月に何をどれだけ作るかは、料金表の月額よりも「使いたいモデル 1 生成あたりの消費 × 制作本数」で見積もる方が現実に近い。
Unlimited バンドルという別軸
2026 年 6 月以降、Higgsfield はクレジット消費とは別軸で「Unlimited」と名付けた追加課金の系統を導入した。特定モデルの上限を一時的に外して、無制限に生成できる期間を購入できる仕組みである。
- Unlimited Models Marketplace(2026 年 6 月 26 日 launch):Nano Banana Pro、Seedance 2.0、GPT Image 2、Kling 3.0 などモデル単位で 1 日 / 7 日 / 14 日の無制限窓を購入できる。対象は Plus プラン以上。
- All Unlimited Bundle(2026 年 7 月 20 日 launch):画像 11 モデル、動画 7 モデル、音声 5 モデルの合計 23 モデルを 1 契約でまとめて解放する。新規は 24 時間の無料トライアル、Plus プラン以上は購入時に 7 日間の利用権が付く。単体購入は 1 日 $99、3 日 $250 の案内がある(公式ブログ)。
Unlimited バンドルにはいくつかの制約がある。同時生成は「形式ごとに 1 本」に制限され、Web アプリ内での生成のみが対象である。MCP、CLI、Adobe プラグイン等の外部連携経由の生成は通常どおりクレジットを消費する。生成キューは通常キューが割り当てられ、クレジット消費の生成が優先される。
Team / Business / Scale の位置づけ
チーム利用向けには、Team / Scale / Business といった座席単位のプランが用意されている。複数人で 1 つのクレジットプールを共有し、生成物を組織内で管理できる。座席あたり月額は個人プランより高く、代わりに次のような機能が加わる。
- ワークスペース内でのクレジット配分
- メンバーの生成物の可視化と共有
- 権限管理(管理者、編集者、閲覧者)
- 座席単位で購入する Unlimited バンドル(座席間の共有は不可、購入した座席にのみ紐付く)
2026 年 7 月に Team / Scale プランへ Unlimited Marketplace が拡張され、個人プランと同じ単価でチーム側にも Unlimited を導入できるようになった。ただし、上記のとおり Unlimited は座席単位の紐付けが原則である。
Enterprise 契約の対象と条件
法人契約に相当する Enterprise プランは、公式 Enterprise ページで次のように整理されている(2026 年 8 月 20 日確認、公式ページ)。
- 座席:無制限
- キャパシティ:通常プランの 10 倍の同時実行能力、専用キューで優先生成
- 認証:SSO / SAML、ロールベースの権限管理、中央プロビジョニング
- クレジット:チーム全体でプール、繰り越し可、有効期限なし
- 契約:年間契約、月次支払いオプション
- セキュリティ:SOC 2 準拠、GDPR 準拠
- 知的財産:生成物の完全な商用 IP 権利
- データ利用:「Higgsfield Enterprise never trains models on your data」と明記され、顧客データはモデル学習に使用されない
- オンボーディング:契約後に AI Educator が付き、専用 Slack チャネルで継続サポート
2026 年 6 月には Enterprise 向けにサブワークスペース機能が追加され、社内チーム別に独立したクレジット配分と資産管理を運用できるようになった。Enterprise は公式サイトからフォーム送信し、Higgsfield 側の営業窓口経由で契約する。個人プランの延長線ではなく、契約単位で条件が組まれる別レイヤーである。
年払い割引と追加クレジット購入
年払いは、月払いに対して Plus で約 20%、Ultra で約 23% の割引が適用される。ただし年払いは初年度のプロモーション価格である場合があり、更新時の価格は自分の請求画面で確認する必要がある。
月内にクレジットを使い切った場合は、追加クレジットパックを購入できる。目安として 100 クレジット単位で購入でき、追加購入したクレジットは購入から 90 日で失効する案内が公式ブログで確認できる。サブスクリプションで付与されたクレジットとは有効期限が異なる。
Supercomputer のストレージは基本 20 GB が全ユーザーに付き、追加分は 1 GB あたり月 2.5 クレジットで拡張できる。Pro / Plus は最大 50 GB、Max / Ultra は最大 1 TB まで拡張可能である。
公式動画で見るプランの使いこなし
料金プランの判断材料として、公式チャネルで公開された運用事例を確認できる。Higgsfield 公式が Plus / Ultra 相当のクレジット枠を実際にどこまで使い切れるかを 24 時間の実験動画で示している。単発の生成ではなくエージェンシー運用に近い連続生成の負荷が把握できる。
動画:Higgsfield AI 公式チャンネルより引用
用途別のプラン選定
料金と機能を踏まえて、日常業務でよくある用途ごとに選定基準を整理する。
- 画像中心(SNS 投稿、商品カット、モックアップ):Nano Banana Pro のようにクレジット消費の小さい画像モデルが主軸なら Starter でも一定量を賄える。ただし商用利用が必要なら Plus 以上が必須である。
- 短尺動画中心(SNS リール、TikTok、広告素材):Seedance 2.0 / 2.5 の 8 秒 720p を月数十本作る運用なら、Plus の 1,200 クレジットが下限の目安になる。Ultra なら 3,000 クレジットに加えて優先キューと Supercomputer が使える。
- ブランドフィルム、Cinema Studio 中心:長秒数・高解像度・複数モデル併用でクレジット消費が跳ね上がるため、Ultra を基準に、必要に応じて Unlimited バンドルを追加購入する。
- チーム制作、複数メンバー:座席単位の Team / Scale / Business を検討する。座席ごとに Unlimited を購入する運用が想定されている。
- 法人契約、非公開素材、社内素材の学習除外要求:Enterprise 契約が対象。個人プラン・チームプランには「顧客データをモデル学習に使わない」旨の明示条項はない。
契約前の確認事項
Higgsfield の料金は変動が激しく、2026 年に入って少なくとも複数回、プラン名・単価・付与クレジット・Unlimited の範囲が更新されている。契約前と月次更新前には、少なくとも次の項目を自分のアカウントで確認する。
- 表示されている月額と付与クレジット(地域・キャンペーンで異なる)
- 年払いの割引が適用される期間(初年度限定か継続か)
- 使用予定のモデルが含まれるプラン階層
- 生成 1 本あたりの消費クレジット(生成ボタン近くに表示)
- Unlimited 対象モデルと利用日数
- チーム利用時の座席数と管理者権限
- 追加クレジットパックの有効期限(サブスク付与分と別)
- Enterprise 契約時のデータ利用条項(学習に使わない旨の明示)
料金ページの表示は変わるため、社内稟議や見積書には「表示日時とアカウント」を必ず記録する。
Higgsfield の料金プランに関するよくある質問
無料で使えるか
無料プランは存在し、日次で少量のクレジットが付与される。商用利用は対象外であり、一部モデルとプレミアムモデルへのアクセスが制限される。試用と動作確認のための位置づけである。
Sora 2 や Veo 3.1 も無料で試せるか
無料プランのクレジット量ではプレミアムモデルの生成本数は限定的である。Sora 2、Veo 3.1、Nano Banana Pro を実用的に使うには Plus 以上、または All Unlimited Bundle の 24 時間無料トライアルを利用する。
個人プランから Team に移行できるか
管理者アカウントで Team プランに切り替えると、メンバーを招待できる。ただし、既存の Unlimited バンドルは購入した個人アカウント(または座席)に紐付いており、他メンバーへの譲渡はできない。
Enterprise 契約はいくらか
Enterprise の価格は公式サイトで公開されていない。座席数、生成ボリューム、必要な機能に応じて営業窓口が個別に見積もる方式である。
解約後もクレジットは残るか
サブスクリプションで付与されたクレジットは、解約と同時にリセットされる。追加購入したクレジットパックは購入から 90 日で失効する。Enterprise 契約のクレジットは繰り越し可、有効期限なしと明記されている。
Higgsfield の料金は「クレジット × 用途」で見積もる
Higgsfield の料金プランは、月額の絶対値よりも、使いたいモデル・出力条件・チーム規模で最終的な支払額が決まる構造になっている。個人向け 3 階層、Team / Scale / Business、Enterprise の 3 系統を、生成ボタン直前の消費クレジット表示と自分のアカウント画面で照合しながら選ぶのが確実である。
社内導入の検討段階では、月額の比較よりも先に「毎月何を、何本、どの解像度で作るか」を書き出し、必要クレジットを試算する。試算が Plus の 1,200 クレジットで足りるか、Ultra の 3,000 クレジットが必要か、Unlimited バンドルの購入を組み合わせるかで、実務上の支払い設計が変わる。
公式情報
- Higgsfield 料金プラン
- Higgsfield Enterprise
- Higgsfield changelog
- All Unlimited Bundle の解説(公式ブログ)
- Seedance 2.5 の料金内訳(公式ブログ)
- Unlimited 拡張の告知(公式ブログ)
- Zero to $13,457/Mo: 24 時間 AI エージェンシー実験(公式 YouTube)
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