入力素材の権利から確認する
脚本、絵コンテ、コンセプトアート、撮影素材、音楽、3Dデータを生成AIへ入力する場合、その利用権限と秘密保持条件を確認します。作品制作のために受け取った素材を、外部AIサービスへアップロードできるとは限りません。
未公開素材は、サービス側の保存、学習利用、委託先、削除条件も確認します。
AI出力と人の制作部分を分ける
米国著作権局は、AIを補助道具として使うことや、AI生成素材を人が作った大きな作品へ組み込むこと自体は、作品全体の著作権を妨げないと説明しています。
一方、機械が決めた表現そのものは、人の著作物として保護されない場合があります。人が構成、編集、合成、修正した範囲を制作記録へ残します。
工程ごとに承認する
AI素材は、企画段階の試作と、最終納品物で扱いを分けます。
- 企画:外部へ出せない素材を入力していないか
- プリビズ:試作を本編へ流用する条件があるか
- 生成:モデル、入力、出力を記録したか
- 編集・VFX:人が決めた表現を説明できるか
- 納品:AI素材の一覧と権利資料を添付したか
- 宣伝:本編と別の素材利用条件を確認したか
映画会社の方針と法律を混同しない
Motion Picture Associationは、AIの責任ある利用と著作権保護について政策提言を公開しています。これはすべての映画制作へ直接適用される法律ではありません。
スタジオ方針、業界団体の提言、連邦法、州法、個別契約を分けて記録します。
関連する公式情報
- 米国著作権局「Copyright and Artificial Intelligence」
- 米国著作権局 AI報告書 Part 2
- Motion Picture Association「Fostering Responsible Innovation」
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