企画・プリビズ
企画段階で構図、照明、セット、カメラ移動の検討に生成素材を使う場合でも、試作だから権利確認が不要になるわけではありません。未公開の脚本やデザインを外部サービスへ入力できるかを確認します。
プリビズを本編、提案資料、宣伝へ流用する場合は、試作と公開素材の境界を決めます。
素材生成とVFX
背景、テクスチャ、マット素材、不要物の除去、フレーム補完などに生成AIや機械学習を使う場合は、どの処理をAIが行い、どこを人が修正したかをショット単位で残します。
モデル名だけでなく、入力素材、出力、修正履歴、最終採用範囲を管理します。
仕上げと品質確認
AIによる補完や高解像度化では、細部が意図せず変わることがあります。ロゴ、商品、文字、背景の形、連続するフレームの一貫性を確認します。
技術的に自然に見えることと、設定やブランド表現が正しいことは別です。最終判断は人が行います。
納品時に渡す情報
- AIを使ったショットと処理内容
- 使用モデルと利用日
- 入力素材と権利根拠
- 人が修正した範囲
- 生成データの保存・削除条件
- 再編集時に必要な注意
制作会社から配給・宣伝チームへ渡る段階で、AI利用の記録が失われないようにします。
米国著作権との関係
米国著作権局は、人が創作的に決めた表現と、AIが生成した表現を分けて考えています。AIを補助道具として使ったことだけで映画全体が保護されなくなるわけではありませんが、保護される範囲は人の寄与に左右されます。
関連する公式情報
- 米国著作権局 AI報告書 Part 2
- 米国著作権局「Copyright and Artificial Intelligence」
- Motion Picture Association「Fostering Responsible Innovation」
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