Leonardo AIとは

Leonardo AIは、オーストラリアのLeonardo Interactive Pty Ltdが提供するAIクリエイティブサービスです。Web版のほか、iOSとAndroidのアプリがあります。

画像生成、画像編集、高画質化、動画生成、独自モデルの学習に対応しています。複数の機能が同じサービス内にあるため、画像を作るたびに別のツールへ移る必要がありません。

Leonardo AIはサービス名で、Lucid OriginはLeonardo AIが開発した画像生成モデルです。画像を作るときは、画面に並ぶモデルの中から用途に合うものを選びます。

Leonardo AIでできること

Leonardo AIでできる作業を整理した図

AIGC TIMES編集部作成

Leonardo AIでは、主に次の作業ができます。

  • 文章から画像を生成する
  • 手元の画像をもとに別案を作る
  • 画像の一部を消す、追加する、置き換える
  • 画像を拡大し、細部を整える
  • 静止画を動画へ展開する
  • 手元の画像を使い、専用の画像モデルを学習させる
  • 複数の作業をBlueprintsでまとめて実行する

まず画像を作り、必要な部分だけを直し、採用候補を高画質化するのが基本の流れです。動画が必要な場合は、仕上げた画像をもとに動画を作れます。

画像を作る手順

  1. Leonardo AIへログインする
  2. ホーム画面でImageを選ぶ
  3. 作りたい画像を文章で指示する
  4. 必要ならモデル、縦横比、枚数を選ぶ
  5. Generateを押して画像を作る
  6. 採用候補を選び、編集または高画質化へ進む

最初はホーム画面の入力欄へ、作りたい内容を短く書くだけでも生成できます。より細かく決めたい場合は、画像生成画面でモデル、サイズ、枚数、公開設定を選びます。

商品画像を作る場合は、商品写真を入力し、変えたい部分だけを指示します。生成後は商品の形、印刷された文字、ロゴが元画像と一致しているかを確認してください。

Lucid OriginとLucid Realismの違い

Lucid OriginとLucid Realismの違いを整理した図

AIGC TIMES編集部作成

Lucid OriginとLucid Realismは、Leonardo AIが開発した画像モデルです。

Lucid Origin

写真のような画像、イラスト、文字を含むデザインなどを作れる画像生成モデルです。公式情報では、指示への忠実さ、文字の描写、フルHDでの出力を特徴として挙げています。初めて使う場合は、Lucid Originで画像を作ると基本機能を把握しやすくなります。

Lucid Realism

人物や場面を写実的に表現し、静止画から動画へ展開する作業を意識して作られたモデルです。人物を使う場合は、肌や手の描写だけでなく、実在人物に似ていないかも確認します。

Leonardo AIの画面では、Nano Banana、GPT Image、Ideogramなど、他社のモデルも選べます。これらはLeonardo AI上で利用できますが、Leonardo AIが開発したモデルではありません。

画像を直す・高画質化する方法

生成した画像または手元の画像を開くと、編集、高画質化、背景削除、動画化などを選べます。

画像の一部を直す

変えたい部分を選び、「商品の色を白に変える」「テーブルの上の箱を消す」のように対象と変更内容を指定します。一度に多くの変更を求めず、一か所ずつ直す方が元画像との差を確認しやすくなります。

高画質化する

採用候補が決まったらUpscalerを使います。画像を拡大すると、商品の輪郭や人物の顔が変わることがあります。拡大前と拡大後を並べ、公開に使う部分を確認してください。

Realtime Canvasで描きながら試す

Realtime Canvasは、簡単な線や形を描くと、その内容を反映した画像が画面上で変化する機能です。完成画像を作るためだけでなく、構成のたたき台を試すときに使えます。

Leonardo AIの公式動画では、Realtime Canvasで描いた内容に合わせて画像が変化する様子を確認できます。

動画:Leonardo Ai 公式チャンネルより引用

Flow StateとBlueprintsの使い分け

Flow Stateは、一つの指示から多くの画像案を続けて見比べる機能です。最初の方向を決める段階で使い、採用候補が見つかったら通常の編集へ進みます。

Blueprintsは、複数の作業をあらかじめ組み合わせた機能です。公式ガイドでは、商品写真から回転動画を作るProduct Spin Videoなどが紹介されています。

Flow Stateは案を探す機能、Blueprintsは決まった手順をまとめて実行する機能です。どちらもモデル名ではありません。

料金とトークンの見方

執筆時点で、個人向けにはFree、Essential、Premium、Ultimateがあります。年払いを選んだ場合の月額換算は、Essentialが12ドル、Premiumが30ドル、Ultimateが60ドルです。表示価格に税金は含まれていません。

毎月付与されるFast Tokensは、Essentialが8,500、Premiumが25,000、Ultimateが60,000です。無料プランには1日150トークンが付与されます。

トークンの消費量は、使うモデル、画像や動画のサイズ、枚数、参考素材の数によって変わります。生成ボタンに表示される消費量を、実行前に確認してください。

有料プランでは、使い切れなかったトークンを最大3か月分までToken Bankへ繰り越せます。PremiumとUltimateには、一部の自社モデルを低い優先度で使い続けられるRelaxed Generationがあります。他社モデルは対象外で、毎回トークンを消費します。

複数人で使う場合は、Starter、Growth、個別見積もりのチーム向けプランも用意されています。席数と共有トークンに応じて総額が変わるため、契約前に料金ページで人数を設定して確認してください。

商用利用と非公開設定

有料プランで作った画像の権利は利用者に帰属します。無料プランではLeonardo AI側が生成画像の権利を持ちますが、利用者には商用利用できる非独占・無償のライセンスが与えられます。

有料プランでは、生成内容を公開か非公開に設定できます。利用規約では、非公開にした内容をサービス提供以外の目的、特にモデル学習や新製品開発へ利用する場合、利用者の書面による明示的な同意が必要とされています。

一方、公開した内容には、サービス改善、モデル学習、新機能開発、商用目的を含む利用許諾がLeonardo AIへ与えられます。未発表の商品や社内資料を扱う場合は、生成前に非公開設定を確認します。

生成画像を商用利用できることと、入力した写真、ロゴ、商品、人物を利用できることは別です。入力素材の許諾を確認し、使用モデル、公開設定、生成日、人が直した箇所を記録します。

Canvaとの関係

Canvaは2024年7月にLeonardo AIを買収しました。執筆時点でも、Leonardo AIはCanvaとは別のWebサービスとアプリとして提供されています。

Leonardo AIの公式料金ページでは、Canva BusinessにLeonardo AI Essentialが含まれると案内されています。Canvaのすべてのプランに含まれるわけではないため、Canva側の契約名を確認してください。

Canvaの一部機能にLeonardo AIの技術が使われていても、それだけでLeonardo AIの有料プランを使えるとは限りません。Leonardo AI Essentialが付くのはCanva Businessと案内されているため、利用する画面と契約名を分けて確認します。

よくある質問

Leonardo AIは無料で使えますか?

無料プランがあります。1日150トークンが付与されます。無料プランの生成画像は公開されるため、未発表の素材を入力しないようにしてください。

Leonardo AIは日本語で指示できますか?

公式FAQでは、画面と機能は英語向けに最適化され、多言語対応は提供していないと案内されています。日本語で意図どおりに生成できるかは、案件で使う前に実際の画面で試してください。日本語の文字を画像に入れる場合も、一字ずつ確認します。

Leonardo AIとCanvaは同じサービスですか?

別のサービスです。Canvaは親会社ですが、Leonardo AIは専用のWeb版とアプリを提供しています。Canva BusinessにはLeonardo AI Essentialが含まれます。

Leonardo AIの公式情報


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