Luma AIとは

AIGC TIMES編集部作成
Lumaは、動画や画像を生成するAIモデルと、それらを使う制作環境を開発する米国企業です。公式サイトでは、会社をLuma、ブランドをLuma AIと表記しています。
執筆時点では、名称を次のように整理できます。
- Luma AI:Lumaが画像・動画・音声の分野で展開するブランド名
- Luma App:ブラウザで画像、動画、音声を作る制作環境
- Ray3.2:Lumaが開発する現行の動画生成モデル
- UNI-1.1:Lumaが開発する現行の画像生成モデル
- Luma Agents:依頼内容に応じて作業を進め、複数のモデルを使い分ける機能
- Dream Machine:以前使われていた名称。執筆時点では、Lumaはこの名前を使わないよう案内している
Luma Appでは、Ray3.2やUNI-1.1だけでなく、Kling、Veo、GPT Imageなど他社のモデルも選べます。制作記録には、Luma Appを使ったことだけでなく、実際に選んだモデル名も残します。
Luma Appでできること
Luma Appは、画像、動画、音声を一つのプロジェクトで扱える制作環境です。文章から新しい素材を作るだけでなく、画像を動画にする、元動画を編集する、動画の長さや比率を変える、複数のカットを並べるといった作業ができます。
Luma Agentsには、作りたい内容を文章で依頼できます。内容に応じたモデル選びを任せるほか、自分で使うモデルを指定することもできます。
主な作業は次の通りです。
- 文章から画像や動画を作る
- 商品画像やキービジュアルを動画にする
- 元動画の背景、衣服、人物の外見を変更する
- 動画の前後を伸ばす
- 縦長、横長、正方形へ画面を広げる
- 動画へ音声や効果音を付ける
- 複数の案を同じプロジェクトで比較する
使えるモデルや機能はプランと更新状況によって変わります。作業を始める前に、画面に表示されるモデル名、解像度、必要なクレジット数を確認してください。
Ray3.2でできること

AIGC TIMES編集部作成
Ray3.2は、Lumaが2026年6月に公開した動画生成モデルです。新しい動画を作る機能と、元動画を使って別の映像へ作り変える「Modify Video」を備えています。
文章や画像から動画を作る
文章だけで動画を作る方法と、1枚以上の画像を使って動画を作る方法があります。商品の外観や人物の顔立ちを動画でも保ちたい場合は、文章だけで説明するより、利用許可のある画像を読み込ませた方が意図を伝えやすくなります。
最大16枚の画像で動画の流れを指定する
Ray3.2で新しい動画を作るMulti-Keyframeでは、開始と終了だけでなく、途中の場面も含めて最大16枚の画像を指定できます。人物が振り返って商品へ近づき、最後に別の場所へ移るといった一連の展開を、画像の順番で指定できます。
画像を増やせば必ず自然な動画になるわけではありません。最初は必要な場面だけに絞り、場面ごとに人物や商品が別物になっていないか、切り替わりが唐突でないかを確認します。
元動画の動きや演技を残して別の映像へ変える
Modify Videoは、手元の動画を読み込み、同じ動きやタイミングを使いながら、背景、衣服、素材、色調などを変える機能です。元動画の長さを保ったまま、最大20秒・1080pの出力に対応しています。公式ガイドでは、元動画の任意の位置に最大64個のキーフレームを指定できると案内されています。
人物の演技を使う場合は、出演者の同意と動画の利用範囲を確認してください。顔や体の動きが正しく反映されているかも、生成後に確認します。
縦長や横長へ画面を広げる
Reframeは、元動画の外側を生成し、別の縦横比へ広げる機能です。横長の映像を縦長へ変えるときも、単純に左右を切り取るのではなく、足りない部分を生成できます。
縦横比を変えると、商品や人物の見え方、文字の収まり方も変わります。用途ごとに公開前の確認が必要です。
HDRとEXRで書き出せる
Ray3.2は、明るい部分から暗い部分まで広い範囲の情報を保つHDR生成と、16-bit EXR出力に対応しています。映像の色を細かく調整したり、別の映像と合成したりする場合に使う形式です。
完成動画をそのままnoteやSNSへ載せるだけなら、必ずしもEXRは必要ありません。編集ソフトで色調整や合成を行う場合に確認します。
公式動画で見るRay3.2
Lumaの公式動画「Ray3.2 APIの紹介」では、複数の画像を使った場面の指定、元動画からの変更、人物の動きの反映、HDR・EXR出力が短く紹介されています。Luma Appの操作手順ではありませんが、Ray3.2の主な機能を実際の映像で確認できます。
見るときは、完成映像の派手さより、元の画像や動画から何が変わり、何が残っているかを確認すると、Ray3.2の特徴をつかみやすくなります。
動画:Luma 公式チャンネルより引用
Luma Appの使い方
1. 作りたいものを決める
最初に、新しい動画を作るのか、画像を動かすのか、元動画を直すのかを決めます。目的によって、選ぶ機能と用意する素材が変わります。
2. モデルを確認する
Luma Agentsに依頼してモデル選択も任せる方法と、自分でRay3.2などのモデルを選ぶ方法があります。生成前に、画面へ表示されたモデル名を確認します。
3. 必要な素材だけを読み込む
商品画像、人物写真、元動画、参考にする画像のうち、今回の作業に必要なものだけを使います。素材を増やしすぎると、どの指示が結果へ影響したのか分かりにくくなります。
4. 短い案で確認する
最初から1080pやHDRを選ぶのではなく、Draftや短い動画で内容を確認します。人物、商品、文字、動きに問題がなければ、必要な解像度で作り直します。
5. 採用した案だけを仕上げる
生成した案をすべて高解像度にする必要はありません。比較する案を絞り、採用する動画だけを高解像度で生成すれば、使用クレジットを抑えられます。
Luma Appの料金
執筆時点のLuma Appには、個人向けのPlus、Pro、Ultraと、チーム向けのTeamがあります。大規模な企業利用には、別途Enterpriseの相談窓口が用意されています。
- Plus:月額30ドル、年額300ドル。Lumaと他社の画像・動画モデル、ゲスト共同編集、商用利用に対応
- Pro:月額90ドル、年額900ドル。Plusの内容に加え、Luma Agentsの利用量が増える
- Ultra:月額300ドル、年額3,000ドル。ProよりLuma Agentsの利用量が増える
- Team:問い合わせ。メンバー管理、チーム内共有、利用状況の確認、SSOなどに対応
- Enterprise:問い合わせ。専用の研修と、自社向けのモデル調整に対応
料金や提供内容は変更される可能性があるため、契約前に公式料金ページを確認してください。
Ray3.2の生成に必要なクレジット
Ray3.2で文章や画像から動画を作る場合、公式料金ページは次のクレジット数を案内しています。
- Draft:5秒20クレジット、10秒60クレジット
- 540p:5秒50クレジット、10秒150クレジット
- 720p:5秒100クレジット、10秒300クレジット
- 1080p:5秒400クレジット、10秒1,200クレジット
- HDR:同じ解像度・長さのSDRに対して2倍
- HDR+EXR:同じ解像度・長さのSDRに対して3倍
Modify VideoとReframeは、1秒単位で必要なクレジット数が変わります。複数案を作る場合は、完成した1本の長さではなく、試した動画の合計で見積もります。
料金、使えるモデル、クレジット数は変更される可能性があります。契約前と生成前に、Lumaの料金ページとアプリ画面を確認してください。
企業で使う前の確認事項
料金ページに商用利用と書かれていても、読み込ませる素材まで自由に使えるわけではありません。人物写真、声、商品画像、ロゴ、元動画は、Luma Appへ読み込ませる前に利用できる範囲を確認します。
制作記録には、次の内容を残します。
- 契約したプラン
- 画面で選んだモデル名
- 読み込ませた素材と権利者
- 指示文と生成日時
- 採用した動画と修正内容
- 公開前に確認した人物、商品、文字、音声
Luma AppはLuma以外のモデルも扱います。外部モデルを選んだ場合は、Luma Appの利用条件だけでなく、そのモデルに追加条件がないかも確認してください。
Luma AIのよくある質問
Dream MachineはLuma Appの別名ですか?
いいえ。執筆時点では、Lumaはブラウザで使うサービスをLuma App、動画生成モデルをRayと案内しています。旧情報にある「Dream Machine」は、現在のサービス名ではありません。これから利用する場合はLuma Appを確認してください。
Ray3.2とLuma Appは同じものですか?
Luma Appは画像、動画、音声を作る制作環境です。Ray3.2は、その中で選べるLumaの動画生成モデルです。
Ray3.2は文章や画像から動画を作れますか?
はい。文章から動画を作る方法と、画像から動画を作る方法があります。元動画を使って別の映像へ変える場合は、Ray3.2のModify Videoを使います。
Luma Appで作った動画は商用利用できますか?
執筆時点では、有料プランで商用利用が認められています。ただし、入力素材の権利、人物の同意、ロゴや商品の使用条件は別途確認が必要です。
Luma AIを使うなら、まずLuma AppとRay3.2の違いを押さえる
Luma AIを使い始めるときは、古い記事に残るDream Machineではなく、執筆時点で案内されているLuma AppとRay3.2を確認してください。Luma Appは画像、動画、音声を一つのプロジェクトで扱い、Ray3.2は新しい動画の生成、元動画の変更、画面の拡張、HDR・EXR出力に対応しています。
まずは短いDraftで内容を確認し、採用する案だけを必要な解像度で書き出します。料金はプランだけでなく、動画の長さ、解像度、HDR・EXRの有無、試した案の数で変わります。
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