Meshyでできること

MeshyはMeshy LLCが提供する3D生成・編集サービスです。中心となる機能は、文章から形を作る「Text to 3D」と、画像を立体化する「Image to 3D」。生成後はAI Texturing、Remesh、Rigging、Animateへ進めます。

  • 運営会社:Meshy LLC
  • サービス:ブラウザ版のMeshyと、開発者向けMeshy API
  • 生成モデル:Meshy 6、旧ワークスペースで使われるMeshy 5など

「Meshy」はサービス全体を指し、「Meshy 6」はその中で3D生成に使うモデル名です。契約するのはサービスで、生成時にモデルや処理方法を選びます。

画像から作るか、文章から作るか

完成像があるなら、Image to 3Dから始める方が分かりやすいです。商品写真、キャラクター設定画、家具のラフなどを渡し、形状と質感の基準にできます。背景が複雑な写真、輪郭がぼやけた画像、物体の一部が隠れた画像は、余計な凹凸や穴の原因になります。まず背景を消し、対象物が大きく写った画像を使います。

正面画像1枚だけでは、背面や底面の正解をAIに渡せません。重要な商品やキャラクターは、前・横・後ろなど複数方向の画像を使えるMulti-Image to 3Dを検討します。それでもロゴの正確さ、薄い部品、左右非対称の構造は別途確認が必要です。

Text to 3Dは、参照画像がなく、アイデアの形を早く比較したいときに向きます。「素材」「形」「色」「用途」を短く具体的に書くと方向を定めやすくなります。ブランド固有の商品を再現するというより、企画初期のたたき台を作る使い方です。

最短の使い方

  1. Meshyにログインし、Image to 3DまたはText to 3Dを開く
  2. 画像をアップロードするか、作りたい物体を文章で入力する
  3. Meshy 6などの生成モデルと設定を選んで形状を作る
  4. 3Dビューを回し、正面だけでなく背面・底面・穴・薄い部分を確認する
  5. 必要に応じてテクスチャ、Remesh、Rigging、Animateを適用する
  6. 納品先に合う形式でダウンロードする

生成直後に書き出すのではなく、まずシルエットを確認します。マグカップなら取っ手の穴、椅子なら脚の接地、キャラクターなら指や服の重なりが崩れやすい箇所です。色がきれいでも形が破綻していれば、角度を変えた表示やアニメーションで目立ちます。

Remeshとテクスチャは何のために使う?

Remeshは、形を一から作り直すボタンではありません。生成されたメッシュのポリゴン構成や面数を、利用先に合わせて整える工程です。Web表示やゲームで重すぎるモデルは面数を減らし、編集しやすさを優先する場合はトポロジーも確認します。Meshy 6のAPIでは、三角形またはquad-dominantの指定や、目標ポリゴン数に関する設定が用意されています。

テクスチャは、モデル表面の色や模様です。APIではベースカラーに加え、metallic、roughness、normalなどのPBRマップを生成できます。Meshy 6では4Kのベースカラーテクスチャを指定でき、PBRマップは2Kと案内されています。金属、革、陶器のように光の反射が見え方を左右する素材では、色だけでなくPBRマップまで確認します。

リギングは、3Dキャラクターに骨格を入れて動かせるようにする処理です。公式ガイドではヒューマノイドと四足動物が中心です。顔の細かな表情、髪や尻尾の物理表現、独自の骨格が必要なら、Meshyだけで完結させず、BlenderやMayaなどで調整する前提にします。

出力形式は用途で選ぶ

MeshyはGLB、FBX、OBJ、STL、USDZ、3MFに対応しています。どれを選んでも同じ、ではありません。

使い道 まず検討する形式 確認する点
Web上の3D表示 GLB テクスチャをまとめやすく、ブラウザ表示に扱いやすい
Unity・Unreal Engine FBX 骨格、アニメーション、マテリアルの引き継ぎ
Blenderなどで再編集 GLB / FBX / OBJ UV、テクスチャの参照、法線
3Dプリント STL / 3MF 穴、厚み、実寸、閉じたメッシュか
Apple端末のAR表示 USDZ サイズ、材質、端末上の表示

3Dプリントでは肉厚、穴、接地面、非多様体形状を検査し、必要なら専用ソフトで修復します。映像やゲームではUV、法線、リグの変形も見ます。

Web版とAPI版の違い

ブラウザ版は、1体ずつ試しながら結果を目で選ぶ制作に向きます。API版は、自社サービスへの組み込みや大量処理向けです。Image to 3D APIではJPG、JPEG、PNGの公開URLまたはData URIを入力し、タスクを作成して完了状態を取得します。出力はGLB、OBJ、FBX、STL、USDZ、3MFから指定できます。

Web版とAPI版は、クレジット表も同じではありません。Web版で無料のRemeshやRiggingでも、APIでは執筆時点でRemesh 5クレジット、Auto-Rigging 5クレジットです。APIは前払い型で、生成結果はEnterprise以外では生成後3日で削除されると利用規約にあります。自動化する場合は、完了確認、失敗処理、保存先への移送まで実装します。

料金はいくら?

個人向けプランの通常月額は、Freeが0ドル、Proが20ドル、Premiumが40ドル、Ultraが100ドルです。付与クレジットはそれぞれ月100、1,000、3,000、10,000。月次クレジットは繰り越されず、毎月リセットされます。購入・キャンペーン等で付与される恒久クレジットは別管理です。

Meshy 6のWeb版では、Text to 3DまたはImage to 3Dの一連の生成が20クレジットと案内されています。単純計算なら、Proの1,000クレジットは50回分です。ただし、やり直し、再テクスチャ、別案の生成も発生します。50個の完成品を保証する数字ではありません。

Freeでは月100クレジットを試せますが、ダウンロードはMeshy 5で作ったモデルを月10件まで。Meshy 6で生成したモデルのダウンロードには有料プランが必要です。有料のPro、Premium、UltraはAPIアクセス、商用利用、無制限ダウンロードに対応し、主な差はクレジット量と同時処理数です。チーム向けStudioは月60ドル/席、2席以上で、1席あたり4,000クレジットが共有プールへ加算されます。

初月割引や期間限定キャンペーンはありますが、継続費用の比較には通常価格を使い、決済画面で税、通貨、更新額を確認してください。

商用利用・所有権・学習条件

Freeプランの出力は、Meshy側が権利を持ち、利用者にはCC BY 4.0でライセンスされます。商用利用はできますが、Meshyへの適切な帰属表示が必要です。有料プランでは、非公開での利用と顧客所有の出力が案内されています。コミュニティページへ公開した出力はCC0として扱われるため、非公開案件を誤って公開しない運用が必要です。

有料だから、入力画像の権利や生成物の非侵害まで保証されるわけではありません。商品写真、キャラクター、ロゴ、設計データをアップロードする前に、利用許諾と秘密保持条件を確認します。生成物が既存製品や第三者の著作物に似ていないかも、人が検品します。

さらに、2026年3月7日更新の利用規約では、Enterprise以外の顧客の入力と出力を、サービスの訓練、検証、テスト、改善に使う場合があると明記されています。未発表商品や機密設計を扱うなら、通常の個人プランをそのまま使わず、Enterpriseの契約条件、学習除外、保存期間、DPAを事前に書面で確認すべきです。

他の3D生成サービスと比べるポイント

同じ入力画像を使って次の項目を比べます。

  • 見えない背面や底面をどう補うか
  • 薄い部品、穴、左右非対称の形が保たれるか
  • 必要な面数とトポロジーに整えられるか
  • UVとPBRテクスチャを制作ソフトへ渡せるか
  • リギング対象がキャラクター形状に合うか
  • 必要なファイル形式とAPIがあるか
  • 商用条件、非公開設定、学習条件が案件要件を満たすか

Meshyは生成から書き出しまでブラウザ上でつなげられます。一方、精密なCADや最終品質のキャラクターリグを保証するものではありません。企画用の3D案やWeb表示の入口として試し、最終用途に応じて人が修正します。

よくある質問

日本語の文章から生成できますか?

入力できることと、日本語で常に意図どおりの形になることは別です。固有名詞や細かな形状指定を含む場合は、日本語と英語で同じ内容を試し、結果を比較してください。この記事では日本語プロンプトの精度を実機検証していません。

画像1枚で商品を正確に再現できますか?

正確な再現は保証できません。写っていない面は推定されます。複数方向の画像を用意し、ロゴ、寸法、薄い部品、背面を3Dビューで確認します。

無料で商用利用できますか?

Free出力はCC BY 4.0で商用利用できますが、帰属表示が必要です。Meshy 6のダウンロードには有料プランが必要です。クライアント案件で非公開・帰属表示なしが必要なら、有料契約を確認します。

3Dプリントにそのまま使えますか?

STLや3MFで書き出せますが、そのまま造形できるとは限りません。穴、厚み、サイズ、閉じた形状かを検査し、試し刷りを行います。

APIを使えばWeb版と同じ費用ですか?

同じではありません。APIには独立した処理別クレジット表があります。たとえばMeshy 6のImage to 3Dはテクスチャなし20、あり30クレジット。Remesh、変換、Auto-Rigging、Animationも個別に課金されます。

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