OpenAIとは

OpenAIは、AIの研究と開発を行う企業です。文章や画像を扱うAIモデルを開発し、その成果をもとに一般向けのAIサービス「ChatGPT」を提供しています。

OpenAIは会社名、ChatGPTはその会社が提供するサービス名です。

ChatGPTとは

ChatGPTは、質問や相談を文章で送ると、会話形式で答えるAIサービスです。文章の作成や要約、調べもの、ファイルの読み取りに加え、画像の生成と編集にも対応しています。

画像を作るときも、専用ソフトの細かな操作を覚える必要はありません。「春の新商品を紹介する横長の画像を作って」「この写真の背景だけを変えて」と、普段の言葉で頼みます。出てきた画像を見ながら、会話を続けて修正します。

名前 何を指すか
OpenAI ChatGPTやAIモデルを開発・提供する企業
ChatGPT OpenAIが提供する会話型のAIサービス
ChatGPT Images 2.0 ChatGPTで利用できる、現在の画像生成・編集機能

OpenAIの画像生成モデルとは

OpenAIは2025年3月25日、GPT-4oに画像生成機能を組み込みました。これにより、それまでの会話内容に合わせて画像を作り、そのまま同じ会話の中で修正を重ねられるようになりました。

2025年3月のOpenAI公式発表「Introducing 4o Image Generation」を読む

2025年12月16日には、新しいChatGPT Imagesを公開しました。人物の顔つきや元画像の構図を残したまま一部を直す機能、画像内の文字、生成速度などが改善されました。

2026年4月21日には、ChatGPT Images 2.0が発表されました。画像内の文字や物の配置を細かく指定できるようになり、長い資料を読んで図解にする、Webで情報を調べてから画像を作る、複数枚をまとめて作る、縦横比や解像度を指定するといった機能も加わりました。

2026年7月21日時点で、ChatGPTの最新の画像生成機能はChatGPT Images 2.0です。

公式紹介動画「This is ChatGPT Images 2.0」を見る

ChatGPT Images 2.0とは

ChatGPT Images 2.0は、OpenAIが2026年4月21日に発表し、現在ChatGPTで提供している画像生成・編集機能です。文章から画像を作るだけでなく、画像の一部を直す、文字や図を配置する、資料を図解にまとめる、複数枚を作る、縦横比を細かく指定するといった作業に対応しています。

通常の画像生成は、ChatGPTの全プランが対象です。Thinking(時間をかけて考えるモード)を選ぶと、画像を作る前にWebで情報を調べ、長い資料や調査結果から必要な内容を選び、複数枚の画像にまとめられます。

見た目が整っていても、文字、数字、引用、商品情報まで正しいとは限りません。画像の生成や編集をAIに任せても、事実関係、権利、ブランド表現、公開の可否は人が確認します。

ChatGPT Images 2.0でできること

現在の機能を、実際の作業に沿って分けると次のようになります。

やりたいこと Images 2.0で行う作業 最後に人が確認すること
新しい画像を作る 写真、イラスト、ポスター、商品広告、図解などを文章から生成する 用途に合う表現か、人物や物に破綻がないか
手元の画像を直す 画像をアップロードし、背景、服、物、文字、描き方などを変更する 残したい人物、商品、ロゴ、構図が変わっていないか
文字入りの画像を作る 見出し、説明文、数字、ラベルを画像内へ配置する 誤字、数字、改行、読みやすさ
資料を図解する PDFやWebページを読み、要点を一枚の図解やポスターにまとめる 元資料との一致、引用、出典、数式
スライドを作る 長い資料の要点を複数枚に分け、説明する順番と各ページの見た目をそろえる ページ構成、情報の抜け、編集できる資料への仕上げ
調べてから画像を作る ThinkingでWeb検索し、集めた情報や参考画像を一枚または複数枚にまとめる 情報源、確認日、価格や統計の正確さ
同じ自社商品や図柄を使った画像を複数作る 自社商品や、自社で権利を持つ図柄・画像を元に、場所や描き方を変えた複数枚を作る 商品の形、模様、色、ロゴ、小物が各画像で変わっていないか
掲載先に合わせる 正方形、縦長、横長、パノラマなどの比率と解像度を指定する 実際の画面や印刷物での見え方

最初は「新しい画像を作る」か「手元の画像を直す」から試すと、基本的な操作が分かります。長い資料を図解にする、Webで調べてから画像を作る、内容を何枚かに分けるといった作業にはThinkingを使います。

OpenAIの公式実演では、縦横比や解像度、物の配置をどこまで指定できるかを紹介しています。縦横比と解像度の動画では3対1の縦長画像と2K出力、物の位置を指定する動画では左右、時刻、物の位置を指定する例を見られます。

利用できるプラン

ChatGPT Images 2.0の通常の画像生成は、無料プランを含む全プランが対象です。まずは普段のChatGPTの会話画面で「画像を作って」と頼むか、メニューからImagesを選べば始められます。

調べものをしてから画像を作る、長い資料を読み込んで複数枚にまとめるといった作業では、Thinkingを使います。2026年7月21日時点では、Thinkingを使った画像生成はPlus、Pro、Businessが対象です。EnterpriseとEduは、OpenAIの公式Helpで近日提供予定と案内されています。

一枚の画像を作るだけなら、通常の画像生成から始められます。資料の読み取りやWeb検索が必要になったら、Thinkingに切り替えます。

ChatGPT Images 2.0の使い方

1. 一枚だけ作るか、調査や資料整理も任せるかを決める

作りたい画像が決まっていて、一枚をすぐ作りたい場合は通常の画像生成を選びます。Webで情報を調べる、長い資料を読む、内容を何枚かに分ける、説明の順番から考える必要がある場合はThinkingが向いています。

Thinkingを使っても、出力が必ず正しくなるわけではありません。調査や構成を含む画像作成に向いた機能ですが、調べた内容の事実確認は別に行います。

2. 「何を描くか」より先に、使う場面を書く

最初の指示で、目的、見る人、掲載場所、伝える内容、出力形式を書きます。

新商品の社内説明会で使う表紙画像を作ってください。見る人は営業担当者です。16対9の横長にしてください。商品写真は変更せず、背景だけを明るい展示会場に変えてください。画像内の文字は「2026年 秋の新商品説明会」。右側に商品を置き、左側には見出し用の余白を取ってください。

「おしゃれに」「かっこよく」だけでは、見る人と用途に合っているかを判断できません。誰が、どこで、何を理解する画像なのかを先に伝えます。

3. 残すものと変えるものを分ける

既存画像を編集するときは、変えたい部分だけでなく、残したい部分も書きます。

背景を春の屋外に変更してください。人物の顔、髪型、服、立ち位置、商品の形、ラベル、ロゴ、画像の縦横比は変更しないでください。

ChatGPTには、直したい部分を選ぶためのツールもあります。ただしOpenAIは、選んだ範囲だけが正確に変わるとは限らず、その外側まで編集される場合があると案内しています。修正後は、選ばなかった場所も確認します。

4. 長い資料は、枚数と残す情報を指定する

PDFやWebページを図解にするときは、「要約して」だけで終わらせません。

添付したPDFの内容を、初めて読む営業担当者向けの説明画像7枚にまとめてください。1枚目は結論、2〜5枚目は主な根拠、6枚目は注意点、7枚目は次に行うことを載せます。PDFにない数字は追加しないでください。数字を引用する場合は、元のページ番号も入れてください。

枚数、読み手、残す数字、除外する内容、出典の扱いまで指定すると、確認の基準も作れます。

OpenAIのSlides & Infographics公式動画では、70ページの論文から要点を選び、7枚のスライド画像にまとめるまでを紹介しています。

5. 一度に全部直さず、修正点を一つずつ分ける

出力後に「もっと良くして」と頼むと、良かった部分まで変わりやすくなります。

見出しの文字だけを一回り大きくしてください。商品、人物、背景、配色、縦横比は変更しないでください。

修正のたびに、残したい条件も短く繰り返します。特に人物、商品、ロゴ、数字を含む画像は、前の版と横に並べて差を見ます。

仕事別に見る、Images 2.0の使い方

広告制作:本制作の前に、背景や構図の案を比べる

同じ商品を使い、背景、光、季節、構図、広告文を置く場所を変えた見本を作れば、本制作の前に案を並べて比べられます。言葉だけでは伝わりにくかった完成像も、会議の前に画像で共有しやすくなります。

広告として仕上げる場合は、商品の形、ラベル、ロゴ、ブランドカラー、人物の同意、参照素材を使う権利を確認します。画像がきれいに見えても、そのまま広告として公開できるとは限りません。

スライド・研修資料:長い資料から、残す要点と説明する順番を決める

70ページのPDFを7枚にする公式デモのように、資料の要点を分け、説明する順番を画像で確かめられます。PowerPointを作り込む前に、全体の構成、1枚当たりの情報量、図解にする箇所を決められます。

完成後は、元資料のページと照合し、文字を編集できる形式へ移します。重要な数式、引用、制度、料金は画像内の表記だけを信用しません。

Webで調べた内容を、会議や研修で使う画像にまとめる

Thinkingを使うと、調査で集めた情報を年代別、商品別、論点別に分け、複数枚の画像にまとめられます。会議前の情報共有や研修資料に使えますが、内容の正確さは参照した情報源によって変わります。

画像を作るときは、ChatGPTが参照したURLも表示させ、画像とは別に一覧で保存します。画像の中に出典名を書くだけでなく、元のページを開けるリンクを残します。

OpenAIのThinking & Intelligence公式動画では、Webで情報を探し、共通する特徴を見つけ、内容を複数枚の画像に分けるまでを実演しています。

同じ自社商品や、自社で権利を持つ図柄を使って複数の画像を作る

OpenAIのChameleon公式動画では、同じカメレオンを使いながら、登場する場所や描き方を変えた画像を次々に見せています。企業で応用する場合は、自社商品や、自社で権利を持つ図柄・画像を基準にして、イベント告知、キャンペーン、季節ごとの画像を作り分けます。

最初に基準画像を作り、商品の形、色、模様、ロゴ、小物、背景の条件を言葉でも記録します。一枚ずつ確認するだけでなく、複数の画像を並べ、商品や図柄の見た目がそろっているかを確かめます。

ChatGPTで画像を作り、保存する方法

ChatGPTの会話画面で、作りたい画像をそのまま文章で伝えます。メニューからImagesを選び、画像作成用の画面を開く方法もあります。手元の写真を直したい場合は、その写真を会話へ追加し、変えたい部分を伝えます。

作った画像はImagesの一覧に自動で保存され、パソコンとスマートフォンのどちらからでも見返せます。画像を開くと、コピー、端末への保存、共有を選べます。不要な画像を一覧から消すには、その画像を作った会話を削除します。

AIに任せる作業と、人が確認する作業

Images 2.0に任せやすいこと 人が確認・判断すること
背景や構図の案を複数出す ブランドとしてどの案を採用するか
長い資料を図解やスライドに分ける 要約に抜けや誤りがないか元資料と照合する
画像内に文字や数字を配置する 誤字、数値、日付、固有名詞を校正する
Webで調べた内容を図解や画像にまとめる 情報源、確認日、引用条件を確かめる
人物や商品を残しながら編集する 顔、商品形状、ロゴが変わっていないか確認する
自社商品や、自社で権利を持つ図柄を使った画像を複数作る 商品の形、図柄、色、ロゴが画像ごとに変わっていないか確かめる
掲載先に合わせた縦横比を選ぶ 実際の画面や印刷物で読みやすさを確認する

Images 2.0を使っても、確認作業はなくなりません。短時間に多くの案を作れる分、どの案を採用するか、文字や事実に誤りがないかを人が判断する必要があります。

公開前に確認する10項目

  1. 画像内の日本語に誤字、助詞の誤り、不自然な改行がないか
  2. 数字、日付、価格、引用、固有名詞が元資料と一致しているか
  3. 人物の顔、手、体、服装に意図しない変化がないか
  4. 商品の形、ラベル、ロゴ、ブランドカラーが変わっていないか
  5. 選択した範囲の外まで編集されていないか
  6. 複数枚で商品、図柄、色、用語、ページ順がそろっているか
  7. 参照したWebページのURLと確認日を保存しているか
  8. 入力した写真、作品、ロゴを利用できる権利があるか
  9. 掲載先の実寸で文字が読め、必要な余白が残っているか
  10. AIが作った部分と、人が確認・修正した部分をチーム内で説明できるか

公開直前の担当者だけが10項目を確認すると、見落としが起きやすくなります。企画、生成、編集、最終確認の各段階で、誰がどの項目を見るかを先に決めます。

OpenAIの公式動画7本で、実際の機能を確認する

OpenAIの公式動画では、Images 2.0の機能を実際の画面と作例で紹介しています。7本の内容を順番に見ていきます。

1. 同じ人物の写真を使い、服装や背景を変える(ChatGPT Images)

動画の要約

この55秒の映像では、一人の人物を写した写真を元に、服装や背景を変えた画像を次々と作っています。家族や友人と一緒に写る場面も登場します。

最初に映るのは、編集の元になる人物写真です。そこから、赤い服を着た全身写真、家族や友人と並ぶ写真、雪山や旅先にいる写真、宇宙服を着た画像、幻想的な風景の中にいる画像へと変わっていきます。最後には、作った画像をChatGPTのImages画面で見返す様子も映ります。

この動画が伝えているのは、毎回まったく別の画像を作る方法ではありません。元の写真を使い、人物の顔立ちや雰囲気を残しながら、服、背景、ポーズ、撮影場所、描き方を変えていく方法です。

話し言葉でまとめると

まず元になる写真を一枚選びます。顔や雰囲気は残したまま、服を変えたり、全身が写る画像にしたり、家族や友人と別の場所にいる場面を作ったりしてみます。雪山にいる写真や宇宙服を着た姿、幻想的な風景の中にいる画像にも変えられます。

毎回、別の人物を一から作るわけではありません。同じ写真を元にして、「次は服を変える」「今度は場所を変える」と修正を重ねます。作った画像はImagesの一覧に保存されるので、あとから見返し、気に入った一枚を選んでさらに編集します。

仕事では、人物写真の衣装や撮影場所、広告の構図を比べるための見本作りに使えます。商品写真であれば、商品の形を残して背景だけを季節ごとに変えたり、同じ商品を店舗、屋外、スタジオに置いた画像を並べたりして比較します。

動画からは、元の人物や商品の特徴を残しながら編集できることが分かります。ただし、人物の顔、商品の形、ロゴが一切変わらないわけではありません。変更を指示していない箇所も、画像を作るたびに確認します。

2. 写真だけでなく、図解や雑誌の誌面も作る(This is ChatGPT Images 2.0)

公式動画を見る

動画の要約

Images 2.0で作られた画像を短い映像でつなぎ、作成できる画像の種類を紹介しています。

画面には、文字を大きく配置したTシャツ、花の観察ノート、動物の移動を説明する図解、航空機の構造図、雑誌の見開き、複数ページの誌面風画像、米粒ほど小さな物に書かれた文字、中世の船を描いた図版、宇宙船の記録写真を思わせる画像が次々と現れます。

写真やイラストだけでなく、出版物、教育用の図解、文字を大きく使ったデザイン、記録写真のような画像まで作例に含まれています。説明文と図を、一枚の中にまとめた例もあります。

話し言葉でまとめると

Images 2.0で作れるのは、写真だけではありません。大きな文字を使ったTシャツ、花の観察ノート、動物の移動を説明する図解、飛行機の構造図、雑誌の見開き、複数ページの誌面まで、種類の異なる画像を作れます。

写真にするか、イラストにするか、雑誌や資料のように文字と図を組み合わせるかも、伝えたい内容に合わせて選べます。Images 2.0では、絵だけでなく、文字や図を含む紙面全体を作れます。

企画の初期段階では、同じ内容をポスター、雑誌広告、商品紹介、図解に作り分け、どの形なら相手に伝わるかを比べられます。

画像の中に文字が入っていても、その文章が正しく書かれているとは限りません。小さな文字、長い文章、日本語の助詞、数字、固有名詞は、一文字ずつ読み直します。

3. 同じカメレオンを、異なる描き方や場面で見せる(ChatGPT Images — Chameleon)

公式動画を見る

動画の要約

「Chameleon」は、一匹のカメレオンが次々と姿を変える短い映像作品です。短い英単語と画像だけで話が進みます。

カメレオンは、雑誌の表紙を飾ったり、料理やゼリーの一部になったり、道路標識の文字に紛れたりします。さらに、バーやトレーニングジム、人形のパッケージ、探検地図、西部劇のような場面にも登場します。写真、広告、玩具の箱、雑誌の誌面、物語の挿絵へと描き方が変わっても、同じ緑色のカメレオンだと分かる構成です。

話し言葉でまとめると

このカメレオンを主役にして、まったく違う場所や場面に登場させてみます。料理の中にいたり、看板の文字になったり、トレーニングをしたり、人形のパッケージに入ったり、最後には西部劇に登場するカウボーイの姿にもなります。

写真のような画像から、広告、雑誌の誌面、玩具のパッケージ、物語の挿絵へと描き方が変わっても、「さっきのカメレオンと同じだ」と分かります。同じカメレオンを何度も登場させ、短い物語のようにつないでいます。

企業で使う場合は、自社商品や、自社で権利を持つ図柄を元に、キャンペーン、イベント告知、季節ごとの広告画像を作り分けます。最初に正面や横から見た形、色、模様、小物をまとめた基準画像を作り、その画像を参照しながら別の場面を作ります。

元にした商品や図柄の見た目が、すべての画像で同じになるとは限りません。形、模様、色、ロゴ、小物の位置が変わる場合があります。一枚ずつ確認するだけでなく、すべての画像を横に並べて違いを確かめます。

4. 掲載先に合わせて縦横比と解像度を変える(Aspect Ratios & Resolution)

公式動画を見る

動画の要約

この動画では、OpenAIの画像生成チームの研究者が、指定できる縦横比と解像度を説明しています。以前は正方形、決められた縦長、決められた横長が中心でした。Images 2.0では幅と高さを細かく指定でき、2Kの解像度も選べます。

最初の実演では、海の深さごとの層を説明する縦長のポスターを作ります。研究者は縦横比を3対1に指定し、教室で使うような細長い図解を生成します。続いて、印刷したときに小さな文字まで読めるように、解像度を2Kに上げます。

次は、米粒に文字を載せた画像の比較です。低い解像度では「文字がある」ことしか分かりませんが、高い解像度では書かれた内容まで読めます。

最後は、ハーフドーム山頂から見た360度のパノラマです。指示文に「360度パノラマ」と書くと、モデルがおよそ2対1の縦横比を選びます。研究者はCodexで画像を一周見渡せる簡単な表示画面を作り、画像の左右をつないだときに継ぎ目が目立たないかまで確認しています。

研究者の説明を話し言葉でまとめると

今回は、縦横比と解像度がどう変わったかを紹介します。以前は正方形か、決まった縦長・横長から選ぶのが基本でした。新しいImages 2.0では、作りたいものに合わせて幅と高さを変えられます。

まず、海の深さごとの層を説明する3対1の細長いポスターを作ってみます。いい仕上がりですね。ただ、これを教室で印刷するなら、小さな文字まで読める解像度が必要です。解像度を上げて比べると、低い設定ではぼんやりしていた米粒の文字も読めるようになります。

次は、ハーフドームの山頂から見た360度のパノラマを頼んでみます。「360度」と伝えるだけで、モデルがおよそ2対1の縦横比を選びました。本当に一周つながるか、Codexで画像を左右に動かして見られる画面を作り、確かめます。左右の継ぎ目も、ほとんど目立ちません。

5. 長い資料を図解やスライドにまとめる(Slides & Infographics)

公式動画を見る

動画の要約

この動画では、Images 2.0が長い資料を読み、内容を図解やスライドにまとめるまでを紹介しています。

研究者は最初に、Thinkingを選ぶと複雑な図解を作れると説明します。例として、1,000語を超える指示文(プロンプト)を使います。文章、数字、数式、専門用語、図の配置、凡例、色、描き方まで細かく指定し、教育用の図解にまとめます。

次の実演では、70ページの研究論文PDFを渡し、7枚のスライド画像にまとめます。研究者自身が内容をよく知る論文を使い、研究の主な成果と要点が正しく選ばれているかを確かめています。同じPDFを縦長の学術ポスター一枚にまとめる例も見せています。ファイルをアップロードせず、WebページのURLからポスターを作る方法も紹介します。

研究者の説明を話し言葉でまとめると

Thinkingを選ぶと、かなり長くて細かな指示も扱えます。最初の例では、1,000語を超える指示を渡します。文章だけではなく、数字、数式、専門用語、図の配置、凡例、色まで細かく指定して、教育用の図解を作ります。

次は70ページの論文です。これを読ませて、内容を7枚のスライドにまとめてもらいます。私はこの論文をよく知っていますが、研究の主な成果と大切な内容をきちんと拾えています。同じPDFから、今度は縦長の学術ポスター一枚にもまとめられます。

ファイルをアップロードしなくても、WebページのURLを渡してポスターを作れます。どの情報を先に見せるか、どこを図にするかまで考えて、一枚にまとめます。資料の内容と構成を相談しながら作るような使い方です。

PowerPointを作り始める前に、70ページのうち何を7枚に残すか、どの順番で説明するか、1枚にまとめるなら何を大きく見せるかを画像で確かめられます。

社内研修、調査報告、提案資料、展示会パネル、論文紹介などに使えます。ただし、動画で作られているスライドは、1枚ずつの画像です。PowerPoint上で文字や図形を自由に編集できるファイルが完成するわけではありません。数字、引用、数式、出典、固有名詞は元のPDFと照合し、必要なら編集できるスライドへ作り直します。

6. 左右、時刻、物の位置まで細かく指定する(Instruction Following)

公式動画を見る

動画の要約

この動画では、画像生成モデルが細かな指示をどこまで理解できるかを確かめています。研究者は、画像を描くだけでなく、言葉で指定された位置関係を理解し、正しい場所に物を置く必要があると説明します。

最初の例は、女性が左右の手に別々の言葉を持つ写真です。単に文字を描くだけでなく、どの言葉を右手に持たせ、どの言葉を左手に持たせるかまで指定します。

二つ目は時計です。広告写真に出てくる時計は10時10分を指していることが多いため、画像生成モデルも別の時刻を頼まれているのに10時10分を描きやすい傾向がありました。動画では2時25分、2時30分、9時10分、7時45分など、複数の時刻を指定して描き分けます。

三つ目は物の位置です。リンゴを中央に置き、その右にマグカップ、マグカップの上に本、リンゴの左にカメラ、下にバスケットボールを置くよう指定します。複数の物をどこに置くか、互いの位置関係まで文章で伝える例です。

研究者の説明を話し言葉でまとめると

画像生成モデルには、絵を描くだけでなく、物の位置関係を理解する力も必要です。まず、女性の右手と左手に、それぞれ別の言葉を持たせてみます。文字を描けるかだけでなく、左右の指定まで理解できるかを確かめます。

次は時計です。広告の時計は10時10分を指している写真が多いため、以前のモデルは別の時刻を頼んでも10時10分にしがちでした。今回は2時25分、2時30分、9時10分、7時45分を頼んで、それぞれ描き分けられるか試します。

最後は物の配置です。リンゴを中央、マグカップを右、本をその上、カメラを左、バスケットボールを下に置きます。Images 2.0が、こうした細かな位置の指定にも従えるかを確かめます。

この機能は、広告や資料の見本を作るときに役立ちます。「商品を右に置き、左側は見出し用に空ける」「人物は商品を左手で持つ」「注釈は写真に重ねない」といった条件を、最初の指示文に書けます。

それでも、条件が多いほど見落としは起こります。指示文を「人物」「商品」「文字」「位置」「色」「サイズ」に分け、出力後も同じ項目で確認すると、どこが合っていないかを判断しやすくなります。

7. 情報を調べ、内容を考え、複数枚にまとめる(Thinking & Intelligence)

公式動画を見る

動画の要約

最後の動画では、Thinkingを使った画像生成を紹介しています。画像を作る前に情報を調べ、参考になる画像を探し、共通する特徴を考えたうえで、内容を複数枚に分けます。

最初の実演では、最近販売されたOpenAIのグッズを探し、価格の目安も調べて広告を作るよう頼みます。モデルは複数のWebサイトから商品画像と情報を集め、再販売価格も参考にしながら広告風の一枚にまとめます。

二つ目は、数学・科学分野におけるニュートンの主な業績を、大学生向けの複数ページの図解にまとめる例です。ページごとの見た目をそろえながら、文章、図、数式を配置し、数ページの教材を作ります。

三つ目は、2006年、2016年、2026年にSNSで流行した写真の撮り方や加工を調べ、年代ごとに別のページにまとめる課題です。一つの事実を検索して画像に貼るのではなく、多くの記事や画像を見て、各年代に共通する特徴を探し、違いを比べられる形にします。

研究者の説明を話し言葉でまとめると

Thinkingを有効にすると、画像を作る前に必要な情報を調べます。参考になる画像も集め、そこに共通する特徴を考えたうえで、内容を複数枚の画像に分けます。

最初は、最近販売されたOpenAIのグッズを探し、価格の目安も入れた広告を作ってみます。いくつものWebサイトから商品情報と画像を集め、再販売価格も参考にしながら一枚にまとめています。

次は、数学と科学の分野でニュートンが残した主な業績を、大学生向けの複数ページにまとめます。文字や図を入れるだけでなく、ページごとの配色や文字の大きさをそろえ、続けて読める教材にします。

最後は、2006年、2016年、2026年にSNSで流行した写真の撮り方や加工を調べます。一つの事実を探すだけではありません。いくつもの記事や画像を見て、それぞれの年代に共通する特徴を考え、別々のページにまとめます。Images 2.0は、必要な情報を探し、何枚にどう分けるかも考えて画像を作ります。

仕事では、市場の変化を年代別に並べる、複数の商品を比較する、調査結果を社内共有用の図解にする、研修教材を数ページに分ける、といった作業に使えます。

ただし、この動画に出てくる再販価格のような情報は、検索結果から推定されたものです。正規価格、在庫、販売条件、人物の経歴、統計、引用は、画像の中にもっともらしく収まっていても、そのまま事実として使えません。出典のページを開き、確認した日付と一緒に残します。

7本の公式動画から分かる、Images 2.0の特徴

7本は、ばらばらの機能紹介ではありません。

2025年12月に公開されたChatGPT Imagesの動画では、元の人物写真を使いながら、服装や背景を変える方法が紹介されました。Images 2.0の紹介映像には、文字入りの誌面や図解も登場します。Chameleonでは、同じカメレオンを場所や描き方を変えながら何度も登場させています。縦横比と解像度の動画では、掲載先に合わせて画像の縦横の比率と細かさを変えています。

Slides & Infographicsでは長い資料を図解やスライドにまとめ、Instruction Followingでは左右や時刻、物の位置を指定しています。Thinking & Intelligenceでは、Webで情報を調べてから複数枚の画像にまとめます。

流れを一文にすると、次の通りです。

画像を作って直すだけでなく、資料を読み、必要な情報を調べ、何をどの順番で見せるかまで考えられるようになった。

資料を読み、情報を調べ、何をどの順番で見せるかまで考えられる点が、Images 2.0の大きな特徴です。

1日研修で、画像生成の操作と確認手順をそろえる

ChatGPT Images 2.0は、初めて使う人でも会話形式で画像を作れます。ただし、個人が画像を作れることと、企業が共通の基準で安全に使えることは別です。

社内で使う場合は、入力してよい情報、参照画像を使える範囲、商品やロゴの確認方法、調査結果を照合する担当者、完成と判断する条件を決める必要があります。Images 2.0は資料の読み取りやWeb検索も行うため、操作方法だけでなく、情報の正しさを誰が確かめ、誰が公開を承認するかまで決めます。

本メディア運営企業のブランド企業向け1日研修「AX研修」では、画像生成の操作だけでなく、同じ資料から複数の画像案を作り、文字、事実、ブランド表現、権利を確認する手順まで扱います。誰が何を確認し、どの状態なら完成と判断するかまで、社内で使う手順として決めます。

個人で試す段階から、チームで同じ手順を使う段階へ進めたい場合はご相談ください。

1日研修についてお問い合わせ

GPT Image 3が発表された場合

2026年7月21日時点で、OpenAIによる「GPT Image 3」の公式発表は確認できません。名称、提供時期、機能は推測せず、現在利用できる情報としては扱いません。

GPT Image 3が公式発表された場合は、速報記事を執筆する予定です。

速報では発表当日の変更点と提供条件を伝え、本記事ではこれまでの更新履歴、使い方、公式動画、対象プラン、注意点を同日に更新します。

OpenAIの画像生成に関する公式情報

本記事で確認したOpenAI公式動画

  1. This is ChatGPT Images 2.0
  2. ChatGPT Images — Chameleon
  3. Aspect Ratios & Resolution with ChatGPT Images 2.0
  4. Slides & Infographics with ChatGPT Images 2.0
  5. Instruction Following with ChatGPT Images 2.0
  6. Thinking & Intelligence with ChatGPT Images 2.0

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