Pikaとは

Pikaの中心にあるのは、文章から動画を作るText-to-Videoと、画像をもとに動画を作るImage-to-Videoです。執筆時点の公式サイトと料金ページでは、Pika 2.5を現行モデルとして案内しています。

Pikaには、通常の生成以外にも複数の機能があります。似た名称が多いため、作業内容から選ぶと分かりやすくなります。

Pikaの主な機能を目的別に整理

画像:Pika公式情報を基にAIGC TIMES編集部作成

  • Pika 2.5:文章または画像から新しい動画を作る
  • Pikaframes:開始画像と終了画像を指定し、その間の映像を作る
  • Pikascenes:複数の画像を一つの場面へ組み合わせる
  • Pikadditions:元動画へ物体を加える
  • Pikaswaps:元動画内の物体を別のものへ置き換える
  • Pikatwists:元動画の途中から別の展開へつなげる
  • Pikaffects:画像や動画へ、用意された効果を加える
  • Pikaformance:音声を使って人物画像の表情や口元を動かす

利用できる機能と解像度はプランによって異なります。ログイン後の画面で、選択中の機能、解像度、消費クレジットを生成前に確認してください。

Pikaの機能は、作りたい動画から選ぶ

一枚の画像を動画にするならPika 2.5

商品画像やキービジュアルへ動きを付けたい場合は、Pika 2.5のImage-to-Videoが基本です。公式料金ページでは5秒と10秒、480p・720p・1080pの組み合わせが案内されています。

画像に写っている内容を指示文で繰り返すより、動画で新しく加えたい動きを伝えます。たとえば「カメラが商品へゆっくり近づく」「背景だけが奥へ流れる」のように、被写体の動きとカメラの動きを分けて書くと、生成後に意図との違いを確認しやすくなります。

最初と最後の画面を決めるならPikaframes

Pikaframesは、開始画像と終了画像を指定し、その間の映像を生成する機能です。公式料金ページでは、5秒から25秒までの区分が掲載されています。

商品の登場前と登場後、昼と夜、二つの場所など、変化の前後を画像で決めたい場面に向きます。最終画面を指定せずに一枚の画像を動かすPika 2.5とは、利用者が決められる範囲が異なります。

PikaframesとPikaffectsの違い

画像:Pika公式情報を基にAIGC TIMES編集部作成

複数の画像を一つの場面へまとめるならPikascenes

Pikascenesは、人物、商品、背景など、別々に用意した画像を一つの場面へ組み合わせる機能です。素材を分けて準備できる一方、生成後は人物や商品の大きさ、位置、重なり方を確認する必要があります。

元動画の一部を変えるならPikadditionsとPikaswaps

Pikadditionsは動画へ物体を加え、Pikaswapsは動画内の物体を別のものへ置き換えます。変更した箇所だけでなく、背景、人物、商品など、残す予定だった部分が変わっていないかも元動画と比べます。

Pikatwistsは、元動画の途中から別の展開へつなげる機能です。料金ページではTurboとProが分かれており、5秒動画の消費クレジットも異なります。

用意された効果を使うならPikaffects

Pikaffectsは、画像や動画へ、押しつぶす、溶かす、膨らませるといった効果を加える機能です。自由に動きを設計するPika 2.5やPikaframesとは違い、一覧から効果を選んで使います。

形が変わること自体を見せる機能なので、商品やロゴを正確に見せるカットには向かない場合があります。短い場面転換や、効果そのものを見せる映像に適しています。

Pikaで画像から動画を作る手順

1. Image-to-Videoを選ぶ

Pikaへログインし、画像から動画を作る画面を開きます。生成を始める前に、モデルがPika 2.5になっているかを確認します。

2. 使用できる画像を読み込む

自社商品、自社で権利を管理するビジュアル、利用許可を得た人物写真など、Pikaへ入力できる画像を使います。未公開の商品情報や顧客から預かった素材は、社内の情報管理方針と契約条件を確認してから扱います。

3. 動画で加えたい動きを書く

被写体の動き、カメラの動き、背景の変化を一度に詰め込みすぎず、最も重要な変化から試します。最初の生成結果を見て、必要な指示だけを追加します。

4. 尺と解像度を選ぶ

公式料金ページでは、Pika 2.5の動画は5秒と10秒、480p・720p・1080pに分かれています。解像度と尺が上がるほど、必要なクレジットも増えます。最初は短い動画で内容を確認し、採用候補だけを必要な解像度で作り直すと、試行に使うクレジットを把握しやすくなります。

5. 元画像と生成結果を照合する

商品本体の形、ロゴ、ラベルの文字、人物の顔や手、背景との境界を確認します。画面の最初と最後だけでなく、途中のフレームも見てください。問題があれば、指示を増やす前に、どの変化で崩れたかを切り分けます。

Pika AgentとDirector’s Suiteは通常の動画生成と分けて考える

Pika Agentは、会話で作りたい内容を伝えると、複数のモデルや制作機能を組み合わせて画像・動画の生成を進める機能です。自分でPika 2.5や個別機能を選ぶ通常画面とは、操作の入口が異なります。

Pika MCPは、外部のAIエージェントからPikaのモデルや制作機能を利用するための仕組みです。PikaのWeb画面で動画を作る基本操作とは別の用途なので、本記事では使い方を扱いません。

Director’s Suiteは、企画、脚本、絵コンテ、素材生成、編集をタイムライン上で進める実験機能です。公式ページでは開発途中の試作とされ、利用には申請が必要です。Pika 2.5の通常機能や、契約プランに含まれる機能として扱わないでください。

Pika Labsの公式動画では、Director’s Suiteへ企画を入力し、映像を生成してタイムラインで編集する流れを確認できます。

動画:Pika Labs 公式チャンネルより引用

Pikaの料金とクレジット

執筆時点の月払い表示では、Pikaのプランは次の4種類です。Basicは無料で、月額10ドルのプランはStandardです。

  • Basic:月額0ドル、毎月80ビデオクレジット。Pika 2.5は480pのみ
  • Standard:月額10ドル、毎月700ビデオクレジット。Pika 2.5の全解像度、Pikaframes、全Pikaffectsなどを利用可能
  • Pro:月額35ドル、毎月2,300ビデオクレジット。Standardより生成が速い
  • Fancy:月額95ドル、毎月6,000ビデオクレジット。4プランの中で生成速度が最も速い

年払いと週払いも選べます。税金が加算される場合があるため、実際の請求額は決済画面で確認してください。

Pika 2.5の動画生成に必要なクレジット

公式料金ページでは、Text-to-VideoとImage-to-Videoの消費量を次のように案内しています。

  • 480p:5秒12クレジット、10秒24クレジット
  • 720p:5秒20クレジット、10秒40クレジット
  • 1080p:5秒40クレジット、10秒80クレジット

Pikaframes、Pikascenes、Pikadditions、Pikaswaps、Pikatwists、Pikaffects、Pikaformanceは、それぞれ別の消費量です。月額だけでなく、使う機能、解像度、尺、試す案の数を合わせて見積もります。

画像生成・動画生成モデルの全体像を見る

商用利用の前に確認すること

執筆時点の公式料金ページでは、Basic、Standard、Pro、Fancyのすべてに「Commercial use」と、透かしなしでのダウンロードが表示されています。ただし、この表示は、入力する画像や動画、人物、商品、ロゴなどの権利まで保証するものではありません。

Pikaの利用規約、プライバシーポリシー、許容利用方針は、執筆時点の確認で公式ページがエラーを返し、現行本文を再確認できませんでした。料金ページの表示だけから、入力データの取り扱い、生成物の権利、禁止用途を判断することはできません。契約前と公開前に、復旧した公式文書とログイン後の条件を確認してください。

企業で使う場合は、案件ごとに次の記録を残します。

  • 契約プランと利用日
  • 使用したモデルと機能
  • 入力した画像や動画の出所
  • 素材を利用できる範囲
  • 指示文と生成日時
  • 採用した動画と人が行った修正
  • 公開前の確認者と公開版

Pikaのよくある質問

Pikaは無料で使えますか?

Basicは月額0ドルで、毎月80ビデオクレジットが付与されます。Pika 2.5は480pのみで、利用できる機能と解像度は有料プランと異なります。

一枚の画像から何秒の動画を作れますか?

Pika 2.5のImage-to-Videoは5秒と10秒です。Pikaframesは、公式料金ページに5秒から25秒までの区分があります。

Pikaは日本語の指示に対応していますか?

公式の公開情報では、日本語入力の対応範囲や生成品質を確認できません。入力できた場合でも、意図した動きになっているかは生成された映像で判断してください。

Pikaの動画は商用利用できますか?

公式料金ページでは、4プランすべてに商用利用が表示されています。利用できる範囲は、入力素材の権利、生成内容、利用規約、公開先の条件も含めて確認してください。

Pikaを使うなら、機能名と料金の対応から確認する

一枚の画像を短い動画にするなら、Pika 2.5のImage-to-Videoが基本です。開始と終了を決めるPikaframes、複数素材を組み合わせるPikascenes、動画の一部を変えるPikadditionsやPikaswaps、用意された効果を使うPikaffectsは、作りたい結果に応じて選びます。

料金は、Basicが無料、Standardが月10ドル、Proが月35ドル、Fancyが月95ドルです。旧情報ではプラン名と金額の対応がずれている場合があるため、契約前に公式料金ページを確認してください。商用利用の表示だけで判断せず、入力素材と公開範囲も案件ごとに確認します。

公式情報


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