PixVerseとは|会社・サービス・モデルを分ける

画像:運営会社、サービス、C1、V6の関係をAIGC TIMES編集部が整理
PixVerseは、シンガポールのAIVORA PTE. LTD.が運営する画像・動画生成サービスです。ブラウザやスマートフォンアプリから利用する一般向けサービスと、開発者がAPIを組み込むPixVerse Platformがあります。
名称を整理すると、AIVORA PTE. LTD.は運営会社、PixVerseはサービス名、C1とV6は動画生成モデル名です。Web・アプリとAPI Platformでは、契約、クレジット、利用条件が同じとは限りません。
C1とV6は何が違う?
公式のモデル一覧では、C1とV6を用途別に選ぶよう案内しています。どちらが常に優れているかではなく、必要な機能から選びます。
C1は参照画像を使った映像制作を重視する
C1は2026年4月7日に発表された動画生成モデルです。文章から動画を作る、画像を動かす、最初と最後の画像をつなぐ、参照画像を使うFusionに対応しています。公式資料では、複数のコマを並べた絵コンテ画像から一つの動画へつなぐ機能も案内されています。
APIでは1秒から15秒、360pから1080pを指定でき、音声付きの生成にも対応します。既存動画の続きを作るExtendには対応していません。
V6は文章や画像から動画を作り、続きを延長できる
V6は2026年3月30日に発表された動画生成モデルです。文章、画像、最初と最後の画像、参照画像から動画を作れるほか、生成済みの動画を延長するExtendに対応します。
APIではC1と同じく1秒から15秒、360pから1080p、音声付きの生成を選べます。すでにある動画の続きを作りたい場合は、V6を選びます。
R1は完成動画ではなく、反応し続ける世界を作る
PixVerseにはR1というリアルタイム世界モデルもあります。C1とV6が動画ファイルを生成するのに対し、R1は入力に反応しながら映像世界を生成し続ける別の仕組みです。本記事では、完成した動画を作るC1とV6を中心に扱います。
PixVerseで使える主な動画生成機能
文章または画像から動画を作る
文章で場面と動きを指定する方法と、手元の画像へ動きを加える方法があります。商品を扱う場合は、外観を文章だけで再現しようとせず、自社で権利を管理する商品画像を使い、生成後に元画像と見比べます。
最初と最後の画像をつなぐ
Transitionでは、開始画像と終了画像を指定し、その間の動きを生成します。2枚を自動でつないでも、商品名、人物、背景の位置が途中で変わることがあるため、採用前に動画をコマごとに確認します。
参照画像を使って動画を作る
Fusionでは、参照画像に写っている被写体や色合い、構図を生成条件として使います。C1とV6の両方が対応していますが、入力できる画像の条件や参照方法は更新されるため、生成画面またはAPI資料を確認してください。
動画の続きを作る
ExtendはV6で利用できます。延長するたびに人物の顔、商品の形、カメラの向きが変わる可能性があるため、短い区間ごとに確認しながらつなぎます。
音声付きの動画を作る
C1とV6は映像と音声を同時に生成できます。人名や商品名を読み上げさせる場合は、発音、内容、タイミングを確認します。音声を付けるとAPIの消費クレジットは増えます。
公式動画でV6の映像を確認する
PixVerseが2026年6月3日に公開した2分40秒の公式動画では、V6による人物の動き、カメラワーク、場面転換を確認できます。C1の仕様や作例を示す動画ではないため、V6の映像表現を確かめる資料として掲載します。
動画:PixVerse 公式チャンネルより引用
PixVerseで動画を作る5つの手順

画像:作り方とモデルを選び、生成後に確認するまでの流れをAIGC TIMES編集部が整理
1. Web・アプリとAPIのどちらを使うか決める
画面上で動画を作る場合はPixVerseの生成画面を開きます。自社システムや制作工程へ組み込む場合はPixVerse Platformを使います。両者の料金と契約は分けて確認してください。
2. 作り方に合うモデルを選ぶ
参照画像や絵コンテ画像を使いたい場合はC1、作成済み動画の続きを作るExtendが必要な場合はV6を候補にします。文章、画像、Transition、Fusionは両モデルが対応します。
3. 入力素材の権利を確認する
自社商品、自社で撮影した映像、利用許諾を得た人物写真など、動画生成に使えることを確認した素材だけを読み込みます。サービス内のテンプレートや素材は、サービス外での利用が制限される場合があります。
4. 長さ、解像度、音声を決める
APIでは、C1とV6の動画を1秒から15秒、360p、540p、720p、1080pから選べます。音声の有無も指定できます。Web・アプリでは、生成ボタンを押す前に画面へ表示されるモデル、秒数、解像度、必要クレジットを確認します。
画像を使う場合は、画像の説明を繰り返すより、動かしたい部分と固定したい部分を分けて書きます。
商品は中央に置いたまま、カメラだけが正面からゆっくり近づく。背景の布は右から左へ少し動く。商品名とラベルは変えない。
指示を書いても商品名やラベルが保たれるとは限りません。元画像との照合が必要です。
5. 同じ条件で複数案を比べる
一度の生成で採用を決めず、同じ入力と設定で複数案を作ります。商品の形、人物、文字、動き、カメラ、音声を確認し、採用した条件と修正履歴を残します。
PixVerseの料金|Web・アプリとAPIを分ける
PixVerseはクレジット制です。Web・アプリの無料利用、会員プラン、追加クレジットは、ログイン後の画面で確認します。公開ページだけでは日本から購入する場合の税込総額や、契約中のプランでC1・V6を何回生成できるかを確定できません。
PixVerse PlatformはAPI用の別契約です。執筆時点の公式料金表では、C1とV6の消費クレジットを1秒単位で掲載しています。
- C1、音声なし:360pは6、540pは8、720pは10、1080pは19クレジット/秒
- C1、音声あり:360pは8、540pは10、720pは13、1080pは24クレジット/秒
- V6、音声なし:360pは5、540pは7、720pは9、1080pは18クレジット/秒
- V6、音声あり:360pは7、540pは9、720pは12、1080pは23クレジット/秒
上記のV6料金は、Fusionで参照動画を入力しない場合の金額です。V6のFusionで参照動画(API上のvideo_references)を使う場合は別料金になり、音声なしでは360pが10、540pが14、720pが18、1080pが36クレジット/秒、音声ありでは同じ順に14、18、24、46クレジット/秒です。
たとえば5秒の動画なら、1秒あたりのクレジットを5倍します。料金表は更新されるため、大量生成の前にPixVerse Platformの料金を再確認してください。
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商用利用は一般サービスとAPIで条件が異なる
2026年5月7日更新の一般利用規約では、PixVerseが出力の所有権を主張しない一方、出力の利用は非商用目的に限定されています。商用利用には、別の許可または商用利用を認めるライセンスが必要です。有料会員であることだけを根拠に、広告や販売促進へ使えると判断しないでください。
PixVerse Platformの利用規約第5.3条は、APIで生成したコンテンツの商用利用を制限しないと定めています。一方、第1.4条には、PixVerseの書面による承認を得ずにAPIを営利目的で使うことを禁じる記載があり、例としてAPI呼び出しの直接販売や、必要な許可を得ずに広告用動画を生成する行為が挙げられています。
商用利用を予定している場合は、第5.3条だけを根拠にせず、第1.4条との関係、必要な書面承認、適用される契約をPixVerseへ確認してください。APIを契約の範囲外で第三者へ再販売することや、必要な許可を得ずに他者の権利を侵害する利用は認められていません。
どちらを使う場合も、入力する文章、画像、映像、音声について、利用者が権利を持つか、権利者から許可を得ている必要があります。第三者の写真、ロゴ、人物画像などを読み込む場合は、PixVerseとの契約とは別に使用許諾を確認します。
サービス内の素材と入力データを確認する
一般利用規約は、Trending Inspoなどで提供される画像、テンプレート、視覚素材を「Platform Creative Materials」として区別しています。これらは原則としてPixVerse内の非商用利用に限られ、明示的な許可がなければ外部の広告や収益化へ使えません。
また、利用者はPixVerseに対し、入力した素材、生成物、公開した情報を、集約・匿名化したうえでサービス改善やモデルの学習・最適化へ使えるライセンスを与えます。利用できる地域で拒否設定が提供されている場合は、その設定も確認してください。未公開の商品や取引先から預かった素材を入力する前に、社内規程と契約を照合します。
企業で使う前に確認したいこと
- Web・アプリとAPI Platformのどちらを使ったか
- C1、V6など、実際に選んだモデル名
- 動画の長さ、解像度、縦横比、音声の有無
- 消費したクレジットと料金表の確認日
- 入力した画像、映像、音声の権利者と許諾範囲
- サービス内テンプレートや素材を使ったか
- 一般サービスまたはAPIに適用された規約
- 商用利用を認める契約またはライセンス
- 指示文、生成日時、生成案、修正履歴
- 人物、商品、文字、音声の確認結果
商品を扱う動画では、容器の形、部品、商品名、ラベルを最初から最後まで確認します。人物を使う場合は、本人から動画生成と公開の許諾を得た媒体、地域、期間も制作記録へ結び付けます。
PixVerseのよくある質問
PixVerseとC1、V6は同じものですか?
同じではありません。PixVerseはサービス名、C1とV6はその中で選ぶ動画生成モデル名です。運営会社はAIVORA PTE. LTD.です。
C1とV6はどちらを選べばよいですか?
参照画像や絵コンテ画像を使いたい場合はC1、作成済み動画の続きを作るExtendが必要な場合はV6を候補にします。文章、画像、Transition、Fusionは両モデルが対応します。
PixVerseは無料で使えますか?
Web・アプリで無料利用が表示される場合があります。付与クレジットや利用できるモデルは変わる可能性があるため、ログイン後の画面で確認してください。API Platformは別契約です。
PixVerseで何秒の動画を作れますか?
APIのC1とV6は1秒から15秒まで指定できます。解像度は360p、540p、720p、1080pです。Web・アプリで選べる条件は生成前の画面を確認してください。
PixVerseで音声も生成できますか?
C1とV6は音声付きの動画生成に対応しています。APIでは音声を有効にすると、同じ長さと解像度でも消費クレジットが増えます。
PixVerseで作った動画は商用利用できますか?
利用したサービスによって条件が異なります。一般利用規約は非商用利用を原則とし、別の許可または商用ライセンスを求めています。API Platformの規約第5.3条は生成物の商用利用を制限しない一方、第1.4条には書面承認と広告利用に関する条件があります。入力素材の権利に加え、必要な承認と適用契約をPixVerseへ確認してください。
PixVerseを使う前に押さえたい要点
PixVerseは、文章や画像から動画を作るサービスです。執筆時点の推奨動画生成モデルはC1とV6で、C1は参照画像や絵コンテ画像を使った生成、V6は文章や画像からの生成とExtendに対応します。
動画を作る前に、Web・アプリとAPIのどちらを使うかを決め、モデル、入力方法、長さ、解像度、音声、必要クレジットを確認します。生成後は、人物や商品の形、文字、音声を元の素材と照合してください。
商用利用の条件は一般サービスとAPIで異なります。使用したサービスに適用される規約を確認し、APIでは第1.4条と第5.3条の両方を読んだうえで、必要な承認をPixVerseへ確認します。入力素材の権利、サービス内素材の制限、PixVerseへ認めるデータ利用の範囲も記録してください。
PixVerseの公式情報
- PixVerse公式サイト
- PixVerse生成画面
- PixVerseのモデル一覧
- PixVerse C1公式発表
- PixVerse C1 Platform Docs
- PixVerse V6公式発表
- PixVerse V6 Platform Docs
- PixVerse R1公式解説
- PixVerse Platform料金
- PixVerse一般利用規約
- PixVerse Platform利用規約
- PixVerseプライバシーポリシー
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