ブランド、代理店、制作会社、アーティストの役割

「The Infinite Can」は、アサヒスーパードライの英国向け企画「Seek, Find & Win」に合わせた正式な広告キャンペーンです。Havas Londonがクリエイティブを担当し、POPが制作を担いました。アーティストのHisham Akira Bharoocha氏は、原画の選定や表現の調整に参加しています。

POPによると、400点を超えるデザインをピカデリー・ライツ、屋外広告、SNS、オンライン動画へ展開しました。選定したデザインは立体的な缶の映像に仕上げ、大型屋外広告にも使っています。Havas UK公式YouTubeで現地の掲出を確認できます。

Ads of the Worldは、ブランドをAsahi Super Dry、クリエイティブエージェンシーをHavas London、制作をProse on Pixels、メディアエージェンシーをWavemakerと記録しています。作品とクレジットの確認に使い、制作工程はPOPの公式発表で確定しました。

許諾を得た原画24点から専用システムを構築

POPの工程記事では、Bharoocha氏の原画24点を明示的な許諾を得て使用したと説明しています。制作チームは本人と話し合い、色、構図、モチーフ、平面作品を立体へ展開する考え方を制作条件へ落とし込みました。本人も原画の選定、表現の調整、採用判断に関わっています。

POPは独自基盤「Vermeer.ai」内に「Asahi Fusion Designer」を構築しました。画像生成モデル、言語モデル、自動化ツールを組み合わせ、缶、背景、前景などを別々に作成・管理する仕組みです。具体的なモデル名は公表されていません。

AI、従来処理、人の判断を分離

制作チームは、色、モチーフ、抽象度など149項目を自ら設定しました。缶の位置を固定したまま周囲を生成し、変更できる範囲と保護する範囲も色で指定しています。

AIは缶の表面、光、背景などを作り、正確さが必要なラベルの文字とブランド表示には使いませんでした。文字は従来の画像処理で所定の位置へ配置しています。生成結果は人が確認し、承認、再生成、却下を決定。POPは、生成しただけの素材を納品せず、すべてのデザイン群を確認してから書き出したと説明しています。

400点超と1,000点超・119本を混同しない

POPは、公開キャンペーンの規模を400点超としています。一方、同じ発表の制作工程では、1,000点を超える缶デザインから119本の映像を作り、各映像に7種類の缶を用意したと説明しました。両者の対応関係は公表されていないため、合算しません。売上、応募数、広告効果、制作費、削減工数も未公表です。

原画24点の許諾は今回の制作内での権利処理であり、第三者の転載許諾ではありません。動画や静止画は保存・再アップロードせず、原ページへのリンクまたは公式プレイヤーの埋め込みだけを使用します。

「The Infinite Can」の確認先


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