単純に見える絵ほど、細かなルールが多い

Doodlesの絵は、滑らかな形と明るい色が特徴ですが、制作時には細かな決まりがあります。斜めを向いた顔では奥側の目を輪郭から離して置く、表情は社内資料「FieldGuide」に沿わせる、基本色は決められたHEX値を使う、影は単純に暗くせず彩度を調整する、といったルールです。

Kreaの事例記事によると、Doodlesは複数の画像生成モデルを試しました。しかし、目の位置がずれる、塗りに不要なグラデーションが入る、配色や影の付け方が変わるなど、ブランドとして採用できない差が残ったと説明しています。

FieldGuideと管理素材から独自LoRAを学習

Doodlesは、自社のFieldGuideと、特徴が揃った画像を使ってKrea 2向けのLoRAを学習しました。LoRAは、元の画像生成モデルへ追加して使う軽量な追加学習モデルです。生成のたびに全ルールを文章で説明するのではなく、学習済みの設定を呼び出し、反映の強さを調整できます。

Kreaは、独自LoRAを使うことで、目の位置、平面的な塗り、指定色、影の付け方を揃えやすくなったとしています。この評価はKreaとDoodlesの公式事例に基づくもので、第三者による比較試験ではありません。

Doodlesが自社のルールと画像を学習

今回の要点は、有名な画風を第三者が模倣できることではありません。Doodles自身が、自社のルールと画像を学習に使い、制作量を増やしても表現を崩さない仕組みを作った点にあります。

同じ方法を企業が検討する場合は、必要な権利・許諾を確保した素材を使い、出演者、外部制作者、提携先から提供された画像の利用範囲も確認する必要があります。Kreaの利用規約では、投稿素材についてKreaへ広い利用許諾を与えることと、第三者の権利を侵害しない権限を利用者が持つことを求めています。アップロード前に現行規約と契約条件を確認してください。

DoodlesとKrea 2の公式情報

  • Krea公式事例:Doodlesの制作ルール、他モデルで残った差、独自LoRAの学習方法、公式作例を確認できます。
  • Krea Train:LoRA学習機能の現在の入口を確認できます。
  • Krea利用規約:素材、生成物、サービス利用に関する契約条件を確認できます。

対象モデル、学習機能、料金、利用できるプランは変わる可能性があります。執筆時点の条件はKreaの料金画面と学習画面で確認してください。

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