戦略から納品まで4つの工程が対象

提携の対象は、画像や動画を生成する工程だけではありません。公式発表では、戦略立案、企画開発、コンテンツ制作、納品までを対象に、AIを日常の作業へ組み込む方針が示されています。

Serviceplan Groupは、マーケティング業務全体を再現する社内構想「House of AI」を進めています。今回の提携では、Lumaの技術をその仕組みに組み込み、複数市場向けの広告制作で試作回数を増やし、制作期間を短くすることを目指します。

Lumaは導入支援と研修を担当

Lumaは生成技術を提供するだけでなく、Serviceplan Groupの各地域のチームへ導入支援と研修を行います。広告会社の担当者が同じ基準で使えるようにし、責任ある運用につなげる計画です。

一方、全拠点への導入日程、利用者数、対象となるLumaのモデルや機能、料金は公表されていません。「世界展開」は提携の対象範囲を示すもので、発表日に43拠点すべてで利用が始まったという意味ではありません。

制作量と速度の向上は目標として発表

両社は、試作の高速化、制作量の増加、業務効率、広告を市場へ出すまでの時間短縮を目標に挙げています。ブランドごとに必要なコンテンツが増えるなかで、費用を人員数に比例させずに制作規模を広げる狙いです。

制作時間や費用が何%減ったかを示す導入実績は、今回の発表には掲載されていません。両社が示したのは、提携によって進める運用方針と目標です。

契約条件とデータの扱いは未公表

公式発表には、入力素材の学習利用、データ保管、秘密保持、顧客ごとの権限管理、生成物の権利条件は記載されていません。広告会社が顧客の商品画像や未公開企画を扱う場合は、一般向けの利用条件だけでなく、両社間の契約と案件ごとの許諾範囲を確認する必要があります。

LumaとServiceplan Groupの公式情報

全拠点への導入日程、利用人数、料金、対象モデル、個別のデータ条件は執筆時点で未公表です。今後の導入実績は両社の公式情報で確認してください。

関連する根幹記事