Rubyは元映像を再生成せずにHDRへ変換

Rubyは、POST /v1/video_to_hdrから利用します。元映像の画素と音声を保ったまま、明るさの幅をHDR向けに広げる処理で、映像そのものを生成し直す仕組みではありません。

出力形式は、HDR10、HLG、ProRes、OpenEXRの4系統です。HDR10は10bit HEVCで、指定を省いた場合の標準形式。ProResは422、422 HQ、4444から選択でき、標準設定は422 HQです。ProResは編集工程で扱う中間ファイル、OpenEXRは合成工程で扱うフレーム列として位置づけられています。OpenEXRはZIP形式で受け取り、色空間と生成元を示す付属ファイルと、入力に音声がある場合はaudio.wavも含まれます。

入力できるのはSDR動画に限られます。HDR情報が付いた動画は受け付けず、長さは最大40秒、縦横とも4096ピクセル未満が条件です。出力サイズは16の倍数に合わせて切り取られる場合があります。

一方、Runwayの公式Instagram投稿は、アップロード済みの動画またはRunwayで生成した出力をRubyで変換する条件を最大30秒と案内しています。投稿は利用面を明記していません。APIドキュメントの最大40秒とは条件が異なるため、実際に使う際は、入口ごとに表示される上限を確認してください。

Runway公式InstagramでRubyの変換例を見る

Rubyの料金は20クレジット/秒から

Rubyの料金は、入力動画の解像度に応じて決まります。4メガピクセル以下は1秒あたり20クレジット、4メガピクセルを超える動画は1秒あたり40クレジットです。Runway APIでは1クレジットを0.01ドルで購入でき、地域によって税金が加わる場合があります。

例えば、4メガピクセル以下の40秒動画を変換する場合は800クレジットです。解像度が4メガピクセルを超えると、同じ40秒でも1,600クレジットになります。

Gen-4.5は直接HDR、Aleph 2.0はRuby経由

Gen-4.5のテキストから動画、画像から動画では、HDR10とHLGに加え、12bitのマスター用データ、ProRes、PNGまたはOpenEXRのフレーム列を直接出力できます。Runwayは、これらを変換後のHDRではなく、BT.2020の色域で仕上げたHDRレンダリングと説明しています。

Aleph 2.0で同日追加されたのは、10bit SDRのsdr_rec709_10bitです。Aleph 2.0で編集した動画をHDRにする場合は、その出力をRubyへ渡します。対応形式はアカウントごとに段階的に提供されるため、利用できる時期が一律とは限りません。

Gen-4.5とAleph 2.0の高品質形式には、モデル本体の料金に加えて出力形式ごとの料金がかかります。10bitとHDRの各形式は1秒あたり20クレジット、出力が4メガピクセルを超える場合は40クレジットの追加です。Rubyの変換料金とは別の料金表なので、生成時に直接HDRを出す場合と、生成後にRubyで変換する場合を分けて確認する必要があります。

入力動画の権利と利用規約も確認

Runwayの利用規約では、入力する動画について必要な権利、ライセンス、許諾を利用者が保持するよう定めています。また、Runwayは入力・出力の所有権を主張せず、規約を守る範囲で出力の商用利用を制限しない一方、入力・出力をモデルやサービスの改善に利用できるとしています。機密素材や第三者の権利を含む動画をAPIへ送る場合は、契約条件と社内ルールを事前に確認してください。

Runway APIの公式情報、ここにまとめました

  • Runway API Changelog:Rubyの追加日、対応形式、入力条件、Gen-4.5とAleph 2.0の同日更新
  • Available AI Models:Rubyのモデル名、エンドポイント、対応する入出力
  • API Pricing & Costs:Rubyの変換料金、Gen-4.5とAleph 2.0の高品質形式にかかる追加料金
  • Runway Terms of Use:入力・出力の権利、利用者の責任、サービス改善への利用条件
  • Runway公式Instagram:Rubyの公開告知、ProRes・OpenEXR、投稿で案内された最大30秒

公式Instagramの動画は原投稿へのリンクとして掲載し、保存や再アップロードは行いません。投稿で案内された利用条件の対象プラン、地域、クレジット消費は明記されていないため、利用前に表示を確認してください。


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