3本とも1人で制作、最短4時間
公開された短編は、9分57秒の「The Rogue」、5分28秒の「Last Night」、46秒の「Pigeons in Time」です。Runwayの記載では、いずれも1人で制作され、制作期間は順に3週間、7時間、4時間でした。
「The Rogue」については、1カ月未満でRunway内の生成機能を使って制作したメイキング映像も掲載されています。ただし、各作品の総生成回数、利用モデル、制作費、編集ソフト、作業時間の算定方法は公表されていません。
評価したのは感情・続きを見たいか・物語全体
Runwayはプロデューサー、俳優、労働組合関係者、スタジオ、報道関係者などへ作品を上映しました。確認項目は、感情を動かされたか、登場人物や結末へ関心を持てたか、続きを見たいと思ったか、短編全体が物語として成立したかの4点です。
公式ページは参加人数、回答方法、比較対象、数値化した結果を示していません。そのため、一般の視聴者全体を代表する調査や、AI映像の品質を客観的に証明した実験とは扱えません。Runwayが集めた業界関係者の反応として読む必要があります。
広告映像はInstagramで48時間に1億回超
架空の時計ブランドを題材にした広告映像について、RunwayはInstagramへの投稿から48時間で1億回を超える再生があったと説明しています。主要アカウントによる転載も広がり、AIの使用よりも物語への反応が中心だったと同社は述べています。
この数字はRunwayが公式ページで示した値で、第三者による監査結果ではありません。また、再生数だけでブランド広告の好感度や購買効果を判断することはできません。
「不気味の谷を越えた」はRunwayの主張
Project Luxoは、人物の顔や動きの不自然さが物語への集中を妨げる状態から、視聴者が作品そのものへ反応する状態へAI映像が移りつつあると主張しています。一方でRunway自身も、リアリズム、制御、人物の一貫性、権利、同意、労働、表示方法には課題が残ると記しています。
したがって「AI映像の不気味の谷が完全になくなった」と断定できる発表ではありません。具体的な作品、制作人数、制作期間、視聴者へ尋ねた項目を確認できる事例として価値があります。
Project Luxoの公式情報
- Project Luxo公式ページ:短編3本、制作期間、評価項目、Runwayの見解を確認できます。
- Runway公式サイト:運営企業と現行製品を確認できます。
作品は公式ページ上で視聴できます。映像や静止画の転載条件は別途確認が必要なため、AIGC TIMESでは公式ページへのリンクを掲載します。