打ち合わせ前の試作からAPIを使う

Silversideは、顧客との最初の打ち合わせ前に、企画を短い映像へ落とし込んで持参します。この試作ではRunway APIから複数のモデルを呼び出し、抽象的な説明だけでなく、見た目を示しながら企画を詰めています。

受注後は、案件ごとに必要な制作工程を組み直します。広告映像、配信用素材、営業担当者向けの個別資料など、用途が異なれば同じ型をそのまま使わず、Runwayを基盤に専用の工程を構築する方針です。

Coca-Colaの広告を継続して制作

Silversideは2024年にCoca-Colaの広告を制作し、翌年には新しいホリデーキャンペーンと、前年映像を同じカット構成で作り直した北米向け広告を担当しました。Runwayの公式事例は、System1のデータを根拠に、最初の広告をCoca-Colaの中でも成績の高い広告の一つと説明しています。

ただし、System1の具体的な得点、比較対象、広告効果の測定期間は公式事例に掲載されていません。売上や認知の向上を示す数字としては使えず、第三者評価で高い反応を得たという範囲にとどまります。

モデルだけでなく契約と運用もまとめる

Silversideは以前、使用するモデルごとにデータ保護や補償条件を顧客と個別に調整していました。現在はRunwayとの提携を通じて、第三者モデルを含む契約面の調整が以前より進めやすくなったと説明しています。

公式事例だけでは、すべてのプランに同じ補償が付くのか、各ブランドへどの条件が適用されたのかは分かりません。企業が同様の運用を検討する場合は、利用するモデル、入力素材、生成物、学習利用、補償範囲を契約単位で確認する必要があります。

SilversideとRunwayの公式情報

65%と73%は魅力的な数字ですが、再現条件は公開されていません。自社の判断では、制作本数、尺、修正回数、人の作業時間、契約費用を揃えて比較する必要があります。

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