20秒のテレビCMから屋外広告と印刷物へ展開

広告業界メディアLBBによると、中心となる映像は20秒のテレビCMです。サッカーのワールドカップシーズンを題材に、複数のことを同時にこなす熱心なファンを、タコのキャラクターで表現しています。テレビCMに加え、デジタル屋外広告と印刷物も制作されました。

これは自主制作やコンテスト向けの試作ではなく、Ziggoのキャンペーンです。shotsの作品クレジットでは、作品名を「Ziggy - World Cup」としています。

AIは調査から納品までの各工程で使用

7月24日のBTS投稿では、調査、キャラクター開発、制作、最終納品までAIツールを使ったと説明しています。LBBの詳しい記事では、視聴者についての調査、キャラクターデザイン、生成技術を取り入れた制作が、流れとして組まれたことも明かされました。

Not Just Anyは、企画から最終納品までAI制作技術を使ったと説明しています。制作工程の各所へAIを組み込んだという意味であり、最終映像のすべてをAIが作ったわけではありません。

演技と動き、皮膚表現は人が作り込んだ

AIが担った役割として具体的に説明されているのは、複雑なリギングやアニメーション工程で生じる技術的な負荷を減らすことです。一方、経験のあるアニメーターが、キャラクターの演技、動き、個性を細部まで調整しました。

Not Just AnyのAidan Gibbons氏は、タコの動き方や皮膚の質感をJames Spillman氏と検討したと述べています。AIは技術的な負担を減らし、演技や個性を決める仕事はアニメーターが担いました。

Ziggo、代理店、制作会社、監督を分けて確認

ブランドはZiggo、広告代理店はBrothers & Sisters、制作会社はNot Just Anyです。shotsは、監督をRoswellとしています。Not Just Any側では、Managing DirectorがPrudence Beecroft氏、Creative DirectorsがAidan Gibbons氏とJames Spillman氏です。

Not Just Anyの公式サイトでは、Beecroft氏をManaging Director兼Executive Producerとして掲載しています。Gibbons氏の役職は、Executive Creative Director兼Co-Founderです。Roswellはshotsに記載された監督名です。

使用モデルや費用は公表されていない

公式発表とBTS投稿では、使用した画像・動画生成モデル、プロンプト、学習データ、素材の権利処理、制作費、制作期間、生成回数、削減できた工数は明かされていません。AIによってリギングやアニメーションの作業負荷を減らしたという説明はありますが、何時間、何人分を減らしたのかは確認できません。

Not Just Anyは、Ziggyを今後のキャンペーンや顧客接点にも登場させる方針を示しています。ただし、具体的な公開日や次の案件名は公表していません。

Ziggo「Ziggy」の確認先

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