Recraftの料金は無料と有料3プランの4本柱

Recraftのサブスクリプションは4種類に整理されます。

  • Free:$0で試すための入り口
  • Basic:個人の常用向けの入門プラン
  • Pro:個人上位ユーザー向けで、生成枠を段階的に選ぶプラン
  • Teams:複数人で共有ワークスペースを組むプラン

有料の3プランは年払いにすると月額換算で約20%下がります。生成できる画像数や動画生成の可否、SSOなどのTeams機能に段階差があります。単純な月額比較では選び切れないため、生成量と使い方の両方でプランを決める設計です。

全体像を俯瞰したいときは、Recraft AIとは|デザイン向けAIの位置づけと主要機能・料金・商用利用を整理側にRecraft AIの位置づけと機能マップがあります。

FreeプランでできることとRecraft 料金の入口

Freeプランは月額$0で提供されます。Recraft Studioのコア機能を試す入り口として設計されています。1日あたりアップロードできる画像は3枚までで、1回の生成で作れる画像は最大2枚に制限されます。

Freeプランの重要な制約は3つあります。

  • 生成した画像はコミュニティギャラリーに公開される
  • 生成物の所有権はRecraft側に残る
  • 商用利用はできない

つまりFreeは、機能検証と学習のためのプランです。制作物を納品したり販売したりする用途は想定されていません。試用でRecraft Studioに慣れたあと、目的に合わせて有料プランへ移る前提で使うのが実務に合います。

top-upによる追加creditの購入もFreeでは開放されていません。追加でcreditを買いたい場合は、Basic以上への切り替えが前提になります。

Basicプランの料金と使いどころ

Basicは、有料プランのなかで最も入りやすい価格帯です。年払いは月額$10、月払いは月額$12で、いずれも1,000creditが毎月付与されます。

Basicから、生成物の完全な所有権と商用利用の権利が付きます。プライベート生成にも切り替えられるため、ブランド案件やクライアントワークで扱いやすくなります。並列生成は最大5本まで対応し、1回の生成で作れる画像は最大20枚に広がります。

一方で、動画生成はBasicには含まれません。SSOや共有ワークスペースといったチーム機能も対象外です。ひとりで静止画とベクターを作り切る使い方に向いた設計になっています。まずは1人分の作業を安定させたい制作者や、月に1,000credit相当の生成量に収まる案件を回している人が、Basicの主要な想定利用者です。

Proプランのcredit階段と個人上位ユーザーの選び方

Proは、月額とcredit数を段階的に選べる有料プランです。年払いは4段階に分かれます。

  • 月額$16/2,000credit
  • 月額$32/4,000credit
  • 月額$64/8,000credit
  • 月額$128/16,000credit

月払いはそれぞれ$20、$40、$80、$160で、いずれも同じcredit枠に対応します。

Proの主な追加要素は次のとおりです。

  • 動画生成が使える(Kling、Grok Imagine Video、Veo、Sora、Seedanceなどの外部モデルに対応)
  • 並列生成が最大10本まで広がる
  • 生成枠を必要量に合わせて階段状に選べる

案件が動画まで広がっている個人ユーザーや、1人で回す制作量が月2,000creditを超えるユーザーがProの中心層です。生成量が読めるなら年払いで下段から入り、実運用の消費ペースを見て上位段に切り替える手順が扱いやすくなります。

Teamsプランでの共有ワークスペースとSSO

Teamsは、複数人でRecraft Studioを共有するためのプランです。年払いは1席あたり4段階で設計されています。

  • 月額$18/2,000credit
  • 月額$35/4,000credit
  • 月額$88/8,000credit
  • 月額$141/16,000credit

月払いはそれぞれ$22、$44、$70、$176です。すべて1席あたりの料金で、複数席を契約する構造になっています。

Teamsで追加される要素は、共同運用のための機能に寄っています。

  • 共有カスタムスタイルで、社内やチームで作った独自スタイルを全員が呼び出せる
  • 一元化されたアカウント管理と支払い
  • 24時間対応のプレミアムサポート
  • シングルサインオン(SSO)

追加購入したtop-up creditは、ワークスペース全体で共有されます。席をまたいで消費できるため、忙しい担当者に寄せて使うことも、共通の予備枠として置くこともできます。制作会社のチームや、社内のブランド組織で複数人が同じスタイルを扱う体制に組み込みやすい構造です。

subscription creditとtop-up creditの違い

Recraftのcreditは2種類あります。役割の違いを押さえておくと、追加購入すべきかどうかを判断しやすくなります。

subscription creditは毎月リセットされ、未使用分は繰り越されません。Freeプランのcreditは日次でリセットされます。契約している月のうちに使い切る前提の枠です。

top-up creditは、有料プラン契約者だけが追加購入できる別枠です。200/400/800/1600の単位で購入でき、有効期限はありません。契約期間や請求サイクルをまたいで残り、購入回数の上限もありません。

消費順は自動で決まります。毎月付与のsubscription creditが先に使われ、それが尽きるとtop-up creditが自動的に充当される仕組みです。契約を解約してもtop-up creditはアカウントに残り、次に使うときまで持ち越されます。生成量が読めない案件や、繁忙月に一時的に上乗せしたい場面で使うと無駄が出にくくなります。

モデル別・操作別のcredit消費ルール

creditの消費は、操作の種類と使ったモデルに応じて変わります。固定コストの操作と、モデル依存の操作があります。

固定コストの主な操作は次のとおりです。

  • 1credit:Crisp upscale、Erase area、Remove background、Vectorization
  • 2credit:モックアップ生成、Exploration
  • 20credit:Creative upscale
  • 0credit:Prompt enhancer

モデル依存の操作は、画像生成、Remix、背景差し替え、画像編集、Variations、動画生成が該当します。上位モデルほどcreditを多く消費します。通常の制作をV4.1標準系で回し、仕上げや重要カットにV4.1 Proを差すといった使い分けで、月次のcredit消費を安定させられます。

AIチャットモードは、メッセージごとにcreditがかかります。会話が長くなるとモデルが毎回コンテキスト全体を読み直すため、消費量が徐々に増えていく設計です。チャット主導で長時間掘り下げる場面では、必要な指示を短くまとめてから投げるほうがcreditが伸びにくくなります。

生成モデルの選び方については、Recraft V3の使い分けと生成の型(ラスターとベクター)側に、モデルごとの得意領域と選択の目安があります。

API UnitsはRecraft Studioと別会計

Recraft APIの料金は、Recraft Studioのsubscription creditやtop-up creditとは別の体系です。API Unitsという専用単位で管理されます。

レートは「USD $1.00 = 1,000 API units」の単一料率です。購入したAPI Unitsは、キャンセルも払い戻しもできず、有効期限は設定されていません。

主なモデルの1画像あたりのAPI Unit消費は次のとおりです。

  • V4.1 Pro:210 units($0.21/画像)
  • V4.1:35 units($0.035/画像)
  • V4 Pro:250 units($0.25/画像)
  • V4:40 units($0.04/画像)
  • V3:40 units($0.04/画像)

ベクター生成は、同じ世代でも別レートで設計されています。

  • V4.1 Pro Vector:300 units($0.30/画像)
  • V4.1 Vector:80 units($0.08/画像)
  • V3 Vector:80 units($0.08/画像)

編集系の消費量も操作ごとに設定されています。背景削除とベクトル化はそれぞれ10 units($0.01)、Crisp upscaleは4 units($0.004)、Creative upscaleは250 units($0.25)です。

Recraft APIをアプリや業務ツールに組み込むときは、生成1枚あたりの単価から積み上げて月間の想定消費を試算し、API Unitsを事前に購入しておく設計になります。実装面の手順や制約は、Recraft APIを実務で扱うための導入ガイド側に整理しています。

商用利用と支払い・キャンセルの条件

Recraftの権利関係と契約運用は、プランと課金の種類で線が引かれています。ここでは商用利用と、支払い・払い戻し・キャンセルの実務的な条件をまとめます。

商用利用と所有権はプランで切り替わる

Freeプランで生成した画像は、Recraft側の所有物として扱われ、コミュニティギャラリーに公開されます。ストック画像サイトなどでの販売や、商用制作物への組み込みはできません。

有料プランで生成した画像は、契約者本人が完全な所有権と商用利用の権利を持ちます。マーケティング、ブランディング、製品パッケージなどの商用用途に組み込めます。生成はプライベートに保たれ、コミュニティ側には公開されません。

プラン共通の制限も1つあります。生成したアセットを、他のAIモデルやAIシステムの学習データに使うことは禁止されています。Recraft Studioで作ったベクター素材を、別の画像モデルの学習に流用することはできない、という意味です。

商用利用の細目や納品時の考え方は、Recraftで作った画像の商用利用条件を実務で読み解く側で詳しく扱っています。

支払い方法・払い戻し・キャンセルの条件

支払いはStripe経由で処理されます。クレジットカード、デビットカード、銀行振込に対応します。

払い戻しは、最新の支払いから30日以内で、かつcreditの使用が30credit未満の場合に限って対応されます。条件を満たすときはサポート窓口への申請が必要です。アカウントを削除したあとは払い戻しできません。

キャンセルはいつでも可能です。プロフィールから「Manage subscription」→「Cancel plan」で解約でき、現在の請求期間の終了までは契約が有効です。API Unitsは規約上「non-cancellable and non-refundable」に位置づけられ、購入分の払い戻しは受けられません。

制作案件が薄い月にはBasicへ絞り、繁忙期にProの上位段へ切り替えるといった月次の運用調整も、この仕組みで柔軟に対応できます。

用途別に見るRecraft 料金の選び方

Recraftの料金プランは、生成量ではなく「なにをどこまで納品するか」で選ぶと外しにくくなります。

用途別の目安は次のとおりです。

  • Recraft Studioの検証と個人学習:Free
  • 商用制作を1人で回す、月間1,000credit以内:Basic
  • 動画生成を含めた個人制作、月間2,000credit以上:Proの適切なcredit段
  • チーム共有と統一スタイル管理が必要な組織:Teamsの適切な席数とcredit段
  • 自社サービスや業務ツールに組み込む:Recraft Studio契約とは別にAPI Unitsを購入

同じスタイルを複数案件で使い回すなら、独自スタイルを固定する運用がProやTeamsで生きます。ブランド固有の表現をRecraftに学習させる考え方は、Recraftのスタイル機能を実務で使うための設計ガイド側に手順があります。

FAQ

Q1. Recraftの料金は年払いと月払いでどれくらい差がありますか

A. 年払いは月額換算で月払いよりも約20%安く設定されています。BasicもProもTeamsも同じ割引率です。契約を1年続ける前提が立つなら、年払いのほうが総額を抑えられます。

Q2. 有料プランのcreditは翌月に繰り越せますか

A. subscription creditは毎月リセットされ、繰り越されません。繰り越して使いたい分は、top-up creditを別途購入します。top-up creditは有効期限がなく、契約期間や解約をまたいでアカウントに残ります。

Q3. FreeプランでRecraftを商用利用できますか

A. できません。Freeで生成した画像はRecraft側の所有物として扱われ、コミュニティに公開されます。商用制作に使いたい場合は、Basic以上の有料プランを契約する必要があります。

Q4. Recraft APIはどのプランで使えますか

A. Recraft APIは、Recraft StudioのFree・Basic・Pro・Teamsとは別の課金体系です。API Unitsを購入して利用します。Studioの契約とは独立して使え、既存のsubscription creditやtop-up creditは消費されません。

Q5. Teamsプランのtop-up creditは席ごとに分かれますか

A. 分かれません。top-up creditはワークスペース全体で共有され、席をまたいで消費できます。忙しい担当者に集中して使ってもらう運用や、共通の予備枠として持たせる運用が組めます。

情報源