この記事で分かること

  • Seedance 2.5の商用利用を判断する順番
  • Runwayの利用規約で確認できる商用利用の条件
  • Dreaminaの一般規約で確認できる内容
  • 提供状況や規約を確認できないサービスの扱い
  • 入力素材と生成物を分けて確認する理由
  • CapCutで編集する場合に加わる条件

結論:実際に使うサービスの規約で判断する

商用利用を判断するには、次の六つをそろえて確認します。

  1. 実際に生成するサービス
  2. 契約する会社または個人と、利用する国・地域
  3. 契約プランと追加規約
  4. 入力素材に必要な権利と許諾
  5. 生成物に関する利用者と提供会社の権利
  6. 編集時に加える音楽やテンプレートなどの条件

ByteDance Seedのモデルページは、Seedance 2.5の機能を説明するものです。商用利用の契約や、地域別の条件を示す規約ではありません。

Runwayは生成物の商用利用を制限しないと規定

RunwayのSeedance 2.5専用ページは、全有料プランで利用できると案内しています。Runwayの利用規約では、規約を守ることを条件に、Runwayが利用者の入力素材や生成物の所有権を主張せず、生成物の商用利用を制限しないと定めています。

ただし、商用利用が認められていることと、生成物の権利や内容が保証されることは別です。Runwayの規約は、入力素材に必要な権利、許諾、同意を利用者が持つことを求めています。生成物が他の利用者の出力と似る可能性や、正確性を保証しないことも明記されています。

Runway APIを自社のサービスへ組み込む場合は、利用画面に「Powered by Runway」とRunwayへのリンクを表示する条件があります。一般向けのCreative画面を使う場合とAPIを組み込む場合では、確認する契約と表示要件が異なります。

Dreaminaは「利用できる」と「商用利用できる」を分ける

Dreaminaの公式ページは、Seedance 2.5を世界向けに提供していると案内しています。しかし、モデルを利用できることと、会社の広告や納品物へ使えることは同じではありません。

Dreaminaの利用規約では、サービスは原則として私的・非商用の利用向けとされています。商用目的が認められる場合は、機能や用途に応じて追加条件が適用されることがあります。また、法人を代表して利用する場合は、契約権限を持つ担当者が同意し、その法人も利用について責任を負うと定めています。

業務で利用する前に、次を確認してください。

  • 日本から利用する場合に適用される規約と地域別条項
  • 契約中のプランが商用利用を認めているか
  • Seedance 2.5の動画生成に追加条件があるか
  • 広告、商品ページ、店頭映像、納品物へ利用できるか
  • 生成物を編集、再配布、顧客へ納品できるか
  • 契約終了後も公開済みの動画を利用できるか

Dreaminaの一般規約にある生成物の説明は、文章を入力して画像を生成するサービスとして書かれています。Seedance 2.5の動画生成へ同じ条件がそのまま適用されるかは、生成画面や契約時に示される追加条件も含めて確認する必要があります。

Kreaは公開ページの案内と契約条件を分けて確認する

KreaのSeedance 2.5専用ページは提供中と案内し、有料プランで生成した動画には商用ライセンスが含まれると説明しています。料金ページでもBasic以上に「Commercial license」と表示されています。

Kreaの一般利用規約は公開リンクから確認できない状態です。「商用ライセンスあり」という公開ページの説明だけで、顧客への納品、再許諾、データの利用条件まで確定せず、契約画面に表示される規約と追加条件も確認してください。

  • Seedance 2.5を利用できる対象プラン
  • 契約画面で表示される規約と追加条件
  • 顧客への納品や再編集が認められるか
  • 入力素材と生成物がどのように扱われるか
  • モデル固有の追加条件
  • 契約終了後の利用条件

Kreaが示す商用ライセンスは、第三者の権利まで保証するものではありません。入力した画像や動画を使う権利と、完成した動画の内容は、利用者側で別に確認します。

提供サービスごとに商用条件を確認する

提供サービス 公開中の案内 利用前に確認すること
Runway 規約順守を条件に生成物の商用利用を制限しない 一般規約かEnterprise契約か、入力素材、APIの表示要件
Dreamina 一般規約は原則として私的・非商用。認められた商用目的には追加条件が適用される場合がある 日本向け規約、契約プラン、動画生成へ適用される追加条件
Krea 専用ページと料金ページは有料プランの商用利用を案内 契約画面の規約、顧客への納品、データ利用、モデル固有の追加条件
CapCut 利用規約と素材ライセンスを公開 Seedance 2.5の生成部分と、音楽・書体・テンプレートなど追加素材を分ける
Pippit Pippit内の会社提供素材は条件付きで商用利用できる Seedance 2.5の生成物と会社提供素材を混同せず、追加規約を確認する
SeaArt Seedance 2.5の提供ページと利用規約を公開 生成物と他の利用者が公開した素材を区別し、第三者モデルの追加条件を確認する
Higgsfield 利用規約で生成物の商用利用を制限しない 規約の適用日、第三者モデルの条件、入力素材を確認する
OpenArt Plus以上は生成物を商用利用できる。無料プランは条件が異なる 契約プラン、透かし、入力・生成物の共有先、第三者モデルの追加条件

この表は、どのサービスが優れているかを決めるものではありません。同じSeedance 2.5でも、契約するサービスによって確認先が変わることを示しています。

Higgsfieldの2026年7月26日付規約は、新規利用者には同日から、既存利用者には早期同意がない限り2026年8月27日から適用されます。執筆時点では利用開始日によって適用版が異なるため、契約画面に表示される規約を確認してください。

入力素材は、生成する前に権利を確認する

DreaminaやRunwayなど各社の規約は、入力する素材に必要な権利、許諾、同意を利用者が持つことを求めています。どのサービスを使う場合も、第三者の素材を入力できるかは、元の契約や権利者の許諾で判断します。

確認が必要な素材には、次のようなものがあります。

  • 撮影者や制作会社から納品された商品画像・動画
  • 出演者、モデル、ナレーターの顔、身体、声
  • 店舗や建築物が写り込んだ映像
  • 取引先から預かった企画書や参考動画
  • 音楽、書体、テンプレート、第三者の商標

「自社が持っているファイル」であっても、外部の生成AIサービスへ送信できるとは限りません。契約書や許諾書で、生成・改変・外部送信の範囲を確認します。

生成物を持つことと、自由に公開できることは別

Dreaminaの規約では、利用者とDreaminaの間では、規約を守ることを条件に、入力素材と生成物に関する利用者側の権利を認めています。一方で、利用者はDreaminaとその関係先などに対し、入力素材と生成物を広く利用できる許諾を与えます。

この条項だけで、生成物を自由に商用利用できると結論づけることはできません。一般規約が原則として私的・非商用の利用向けであること、追加条件が適用される場合があること、第三者の権利が残ることを合わせて確認します。

公開前には、少なくとも次を確認します。

  • 商品の形、表示、価格、効能が事実と合っているか
  • 実在する人物、作品、商標と紛らわしくないか
  • 音声や音楽を公開先で利用できるか
  • 広告審査や業界ごとの表示ルールを満たすか
  • 生成条件、修正内容、確認者を記録したか

機密素材はデータの扱いも確認する

Dreaminaのプライバシーポリシーは、利用者が作成、読み込み、アップロード、生成した内容を収集する場合があると説明しています。プロンプト、画像、動画、音声、生成結果も対象に含まれます。また、サービスの提供、改善、研究、新機能の開発、技術の改善などに情報を利用する旨が記載されています。

Runwayの利用規約も、入力素材と生成物をモデル、アルゴリズム、関連技術、製品、サービスの学習や改善などに利用できると定めています。Enterpriseなど別の契約を利用する場合は、一般規約ではなく、その契約におけるデータの保存、学習利用、管理機能を確認します。

商用利用が認められるプランであっても、機密素材を入力できるとは限りません。契約プランの個別条件と会社の情報管理基準を照らし、保存、審査、学習や技術開発への利用、削除方法を確認します。

CapCutで編集する場合は素材ごとの条件が加わる

Dreaminaで生成した動画をCapCutへ移し、音楽やテンプレートを加える場合は、CapCutの利用規約と素材ライセンスが別に適用されます。

Seedance 2.5で生成した部分を商用利用できても、CapCut内のすべての素材を広告や顧客への納品物へ使えるとは限りません。素材の種類、利用地域、公開先、利用期間を確認してください。外部から持ち込んだ音楽や書体も、別の権利として管理します。

社内に残す確認記録

商用利用を判断した日には、次の情報をまとめます。

項目 残す内容
契約 提供会社、契約主体、地域、プラン、利用者
モデル 選択画面の正式なモデル名、生成日
規約 URL、改定日、確認日、追加条件
入力 素材ID、権利者、許諾範囲、機密区分
出力 採用版、修正履歴、確認者、承認日
公開 媒体、地域、期間、差し替え担当
編集素材 音楽、書体、テンプレートなどのライセンス

規約が改定された場合は、過去の判断をそのまま使わず、新しく制作する動画から確認し直します。

よくある質問

Seedance 2.5は商用利用できますか?

利用するサービスによって異なります。Runwayは規約を守ることを条件に生成物の商用利用を制限しないと定めています。Dreaminaの一般規約は原則として私的・非商用の利用向けで、認められた商用目的には追加条件が適用される場合があります。Kreaは有料プランで生成した動画の商用利用を案内していますが、契約画面の規約と追加条件を確認する必要があります。

Runwayなら会社の広告に使えますか?

Runwayの規約は生成物の商用利用を制限していません。ただし、入力素材に必要な権利を持つこと、第三者の権利や法令を侵害しないこと、追加条件を守ることが前提です。企業向け契約やAPIを使う場合は、それぞれの契約と表示要件も確認してください。

Dreaminaで作れば会社の広告に使えますか?

公開ページにSeedance 2.5が載っているだけでは判断できません。日本向けの規約、契約プラン、商用目的に適用される追加条件、動画生成への適用範囲を確認する必要があります。

Kreaの有料プランなら商用利用できますか?

Kreaの専用ページと料金ページは、有料プランで生成した動画の商用利用を案内しています。ただし、公開ページだけでは顧客への納品、再許諾、データ利用まで確定できません。契約画面の規約と追加条件を確認してから判断してください。

この記事だけで法的な判断ができますか?

できません。本記事は、公式規約を確認する順番を整理したものです。個別案件では、契約、素材、公開地域、用途を整理し、必要に応じて提供会社と社内の契約・法務担当者へ確認してください。

モデル、料金、利用条件、社内ルールを導入前に確認したい方は、無料の生成AI技術活用 理解度チェック15リストをご覧ください。

Seedance 2.5の商用利用に関する公式情報


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