利用するサービスを先に決める

Seedance 2.5は、Runway、Dreamina、Krea、Higgsfield、OpenArtをはじめ、複数のサービスから利用できます。同じモデルでも、選べる入力素材、縦横比、解像度、動画の長さ、消費creditsはサービスごとに異なります。

Runwayでは、文章、画像、動画、音声を合わせて最大50件まで参照でき、480pまたは720p、最長30秒の動画を生成できます。Runway APIでも、文章、画像、動画を入力できるモデルとしてseedance2_5が公開されています。プロンプトを書く前に、利用するサービスの画面で入力できる素材と設定を確認してください。

RunwayのSeedance 2.5公式ページ

最初に五つの内容を決める

1. 何をどこに映すか

最初に、画面の中心に置く人物や商品と、その場所を決めます。「靴」だけではなく、形や素材など、見分けるために必要な特徴を書きます。自社商品を使う場合は、商品名だけに頼らず、動画でも正確に残したい特徴を説明します。

2. 動き

次に、被写体が何をするかを書きます。商品を回転させる、人物が歩く、液体が注がれるといった、画面で確認できる動作を選びます。一つの文に動作を詰め込みすぎず、開始から終了までの順番が分かるようにします。

3. 撮影方法

カメラの位置と動きを指定します。寄る、引く、横へ移動する、被写体の周囲を回るなど、撮影する人が理解できる言葉で書きます。「映画のように」とだけ書くより、どこから撮り始め、どこで止まるかを示す方が具体的です。

4. 時間帯と明るさ

屋外なら朝、昼、夕方、夜のどれかを決めます。屋内なら、窓から差す自然光なのか、商品へ照明を当てるのかを具体的に書きます。「高級感」「映画のような雰囲気」といった言葉だけで済ませず、画面で確認できる条件に置き換えます。

5. 環境音・効果音

Seedance 2.5は映像と音声を同時に作るモデルとして紹介されています。風、雨、交通音、足音、液体を注ぐ音など、映像内の動きと対応する音を書きます。音楽を指定する場合も、環境音や効果音と分けると役割が伝わりやすくなります。

Dreaminaが案内するプロンプトの基本

Dreaminaの公式手順は、場面、周囲の環境、明るさ、動作、カメラの動き、全体の印象をプロンプトへ含めるよう案内しています。参照画像を追加した場合は、画像の内容を説明し直すだけではなく、その商品や人物を動画の中でどう動かすかを書きます。

Dreaminaでは、モデルをSeedance 2.5に設定し、画面比率と動画の長さを選んでから生成します。プロンプトだけでなく、モデルと設定も生成条件の一部です。

DreaminaのSeedance 2.5公式ページ

Kreaの公開作例から、指示の組み立て方を読む

Kreaの公式ページには、夜霧の中に立つ住宅、回転するサッカーシューズ、窓越しに夜景を見る人物、コーヒーを注ぐ接写などの作例があります。執筆時点ではSeedance 2.5を提供中と案内しており、各作例には入力文も掲載されています。ここでは作例をそのまま訳すのではなく、被写体、動き、撮影方法、音の順に分解して指示の組み立て方を読み取ります。

  • 被写体を見分けるのに必要な色や素材だけを書いている
  • カメラの開始位置と移動方向を書いている
  • 場面の変化を、起きる順番に書いている
  • 画面内の動きに対応する音を指定している
  • どのような画面で終えるかまで書いている

公式ページの長い英文をそのまま使う必要はありません。何を映し、どう動かし、どう撮り、どんな音を入れるかを日本語で決めてから、一つの指示にまとめます。

KreaのSeedance 2.5公式作例

Runwayでは参照素材と生成条件を同じ画面で指定する

Runwayの公式ページでは、最初に画像、動画、音声などの参照素材を追加し、次に作りたい動画を文章で伝えます。その後、縦横比、解像度、動画の長さを選んで生成する流れです。

参照素材を使う場合も、プロンプトには素材そのものの説明を重ねるのではなく、その素材を動画の中でどう扱うかを書きます。たとえば商品画像を添付したなら、商品をどこに置き、どの向きから撮り始め、最後にどの画面で止めるかを指定します。音声を添付した場合は、どの場面に合わせるのかを明確にします。

Runwayの公式ページでは、参照素材を加えて生成条件を選ぶまでの手順が分かります。HiggsfieldとOpenArtの公式ページでは、商品動画を含む作例と、指示文を場面の流れに沿って組み立てる方法を確認できます。Kreaでは、公開作例と各作例に使われた入力文を確認できます。

日本語で組み立てる基本形

次の順番は、内容を整理するためのひな型です。単語を埋めるだけで完成する万能なプロンプトではありません。

被写体と場所を示す。被写体が行う動作を、開始から終了まで順番に書く。カメラの位置と動きを指定し、時間帯と明るさを決める。最後に、場面で聞こえる環境音と、動作に合わせる効果音を書く。

たとえば商品を紹介する動画なら、「商品が置かれている場所」「商品がどう動くか」「カメラがどこまで寄るか」「どのような明るさで見せるか」「回転が止まるときに何の音を合わせるか」という順番で考えます。実際の商品名や意匠を使う場合は、自社で権利を管理している素材だけを入力します。

曖昧になりやすい指示を直す

「高級感のある映像」「印象的なカメラワーク」「心地よい音」といった言葉だけでは、どんな映像を作りたいのかが伝わりません。どの場所に何を置くのか、カメラはどの方向へ動くのか、どの音を入れるのかまで書きます。

指示を直すときは、形容詞を増やすのではなく、画面で確認できる動作へ置き換えます。「動きのある映像」なら「商品がゆっくり一回転し、正面で止まる」、「臨場感のある音」なら「人物の歩調に合わせて足音が鳴る」のように具体化します。

一度に詰め込まず、差分を一つずつ試す

最初の生成で直したい点が複数見つかった場合も、一度にすべて書き換えると、どの変更が効いたのか分かりません。被写体と場所、動き、撮影方法、時間帯と明るさ、音の順に、一項目ずつ変更します。

生成結果を比較する際は、使ったモデル名、提供サービス、プロンプト、参照素材、秒数、解像度、消費creditsを一緒に残します。Runwayで作った結果とKreaで作った結果は、同じSeedance 2.5でも生成条件が同一とは限りません。利用したサービスまで記録しておけば、結果の違いを確認しやすくなります。

公式作例と同じ結果になるとは限らない

公式作例には、生成時のすべての設定、試行回数、採用されなかった出力まで記載されているわけではありません。プロンプトが同じでも、提供サービスの設定やモデル更新によって結果が変わる場合があります。

公式作例は、プロンプトに何を書くかを学ぶ資料として使い、再現性は自分の利用環境で確かめてください。本記事も実生成による再現試験は行っていません。

Seedance 2.5のプロンプトを書くときの結論

Seedance 2.5のプロンプトは、何をどこに映すか、何がどう動くか、どこから撮るか、どのような明るさにするか、どんな音を入れるかの順に組み立てると、不足している指示を見つけやすくなります。Runwayでは参照素材と生成条件を含む利用の流れ、Dreaminaでは基本手順、HiggsfieldとOpenArtでは作例と具体的な指示文を確認できます。

抽象的な形容詞を並べるのではなく、画面と音で確認できる内容へ直し、一項目ずつ試してください。利用するサービスによって選べる設定が異なるため、モデル名だけでなくサービス名と生成条件も記録します。

Seedance 2.5のプロンプトに関する公式情報


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