マンハッタンビーチに撮影・研究拠点を開設
同社は米カリフォルニア州マンハッタンビーチのMBS Media Campusに、研究開発設備とバーチャルプロダクション用ステージを開設しました。企画検討、撮影、レンダリング、編集を一つの場所で進め、撮影中にデジタル背景を確認しながら演技や画面を調整する方針です。
この方法を「Realtime Hybrid Filmmaking」と呼び、演技収録とバーチャル撮影を中心に、生成AIを企画初期から撮影後まで使います。ただし、すべての映像をAIだけで生成する方式ではありません。
最初の作品で仮想ステージを使用
最初の適用作品は、Wonder ProjectとAmazon MGM Studiosが制作する全3部の特別番組「The Old Stories: Moses」です。公式発表では、仮想ステージ上で全編を撮影したと説明されています。
作品の公開時期や配信地域は発表時の予定であり、制作工程ごとのAI利用率、使用したモデル、撮影期間、費用削減率は公表されていません。今回の一作品を、すべての制作で同じ成果が出る証拠として扱うことはできません。
Lumaは映画制作向けAI機能を共同開発
Lumaとの協力は、Luma Agentsなどを映画制作へ合わせて開発し、実演者の演技を保ちながら大規模なデジタル環境を作ることに重点を置きます。AWSは研究開発とバーチャルプロダクションを支えるクラウド・AI基盤を提供します。
具体的な新機能名、一般提供日、料金、利用できるスタジオ、Lumaの既存利用者への提供範囲は発表されていません。今回発表されたのは制作会社向けの共同開発で、一般向けDream Machineの新機能ではありません。
第三者スタジオにも制作サービスを提供予定
Innovative DreamsはWonder Projectの作品だけでなく、外部の映画会社や制作者にもサービスを提供する計画です。今後数カ月で協力を始め、教育・研修プログラムも開始すると説明しています。
Innovative Dreamsの公式サイトには問い合わせ用メールが表示され、Wonder ProjectのStudioページも外部スタジオへの対応を案内しています。一方、申込フォーム、契約料金、対象予算、設備利用条件、未公開素材のデータ管理、出演者の肖像・演技データに関する契約は未公表です。
制作依頼にはInnovative Dreamsとの個別契約を適用
Lumaの一般利用規約では、出力は原則として利用者に帰属し、商用利用は対応する有料契約中に生成した出力が対象です。一方、入力と出力には学習・改善を含む利用許諾が定められ、無料利用ではさらに広い利用が認められています。入力情報は通常の秘密保持対象ではありません。
これらはLumaサービスの一般条件です。Innovative Dreamsへ制作を依頼する場合の秘密保持、素材利用、出演者データ、完成物の権利は、同社との個別契約で確認する必要があります。
Innovative Dreamsの公式情報
- Luma公式発表:会社の役割、制作方法、拠点、最初の作品、3社の分担を確認できます。
- Innovative Dreams公式サイト:事業概要と問い合わせ先を確認できます。
- Wonder Project Studio:スタジオ部門と外部向け制作サービスを確認できます。
- AWS公式サイト:映像・メディア向けクラウドサービスの公式情報を確認できます。
- Luma利用規約:Lumaの一般的な利用条件を確認できます。
申込フォーム、料金、受注条件、共同開発機能の提供日は執筆時点で未公表です。