素材とブランドキットを一つの場所へ置く
Teamの中心は共有プロジェクトです。素材、参照画像、ブランドキット、セッション、ワークフローがチーム全員から見える場所に置かれ、他のメンバーが途中まで進めた作業を引き継げます。
公式発表では、同じ参照画像と同じブランドキットから生成することでチームの出力がそろい、10本目の動画が1本目と同じチームの仕事に見えると説明しています。素材を毎回アップロードし直したり、ブランドの前提を説明し直したりする作業を減らす設計です。
共有プロジェクトは最大100件、保存容量は1TBです。料金ページでは、ブランドキットも最大100件、並列生成は動画と画像を合わせて24件、書き出しはProResと連番画像、生成は最大16ビットのHDRに対応すると表示されています。
クレジットは席数分をまとめて一つの残高にする
Teamでは、1席につき毎月6,900クレジットが一つの共有残高へ加算されます。個人ごとの配分を管理する必要がなく、席を追加した時点で同じだけクレジットも増えます。使い切らなかったクレジットは1か月分まで繰り越せます。
利用状況はひとつの画面で確認できます。ただし、部門ごとの費用集計に使うワークスペースタグと、詳細な利用レポートはEnterprise側の項目で、Teamには含まれません。
料金と契約できる人数
| 項目 | 公式発表・公式料金ページの表示 |
|---|---|
| 月払い | 1席あたり月69ドル |
| 年払い | 1席あたり月55ドル(20%引き) |
| 契約できる人数 | 2席から9席 |
| クレジット | 1席あたり月6,900、チームで共有、1か月分まで繰り越し |
| 保存容量 | 1TB |
| 共有プロジェクト | 最大100件 |
| 提供状況 | 執筆時点でWebから申し込み可能 |
日本円での価格、国内の税の扱い、日本語での請求書対応については、公式ページに記載を確認できませんでした。
生成物へ直接コメントし、スキルを共有する
生成した結果そのものにコメントを付けられます。@でメンバーを指名して確認を依頼し、Runwayから離れずに対応済みへ変えられます。
チームで共有できるエージェントスキルは最大20件です。Agent Connectorsを使うと、Figma、Dropbox、Notionを制作エージェントから直接扱えます。
Standard・Pro・Maxは個人向けプランへ変わる
今回の発表で、Standard、Pro、Maxは個人向けプランになりました。すでに複数のメンバーが一つのワークスペースを使っている場合、そのメンバーの利用範囲と料金は変わりません。一方で、新しいメンバーを追加する操作はTeamで行う形になります。
個人向けプランのワークスペースへ人を足しながら運用してきた企業は、増員を検討する時点で契約区分の確認が必要になります。
EnterpriseとTeamの境目
公式発表は、次の条件が必要な場合はEnterpriseが次の段階だと案内しています。
- SSO
- 第三者モデルの利用制御
- 複数ワークスペース構成
- 制作担当者が入る導入支援
- 高度な管理機能
- 10席を超える規模
料金ページでも、利用者の役割と権限、共有ポリシー、素材の来歴表示、法的な補償は、Teamに含まれない項目として表示されています。社内規程でSSOや権限分離を求められる企業は、Teamでは要件を満たせません。
契約前に確認したい三点
- 想定する人数が9席に収まるか。超える場合はEnterpriseの見積もりが必要です
- SSO、権限管理、法的な補償が社内の必須要件に入っていないか
- 1席あたり月6,900クレジットで足りるか。消費量は使うモデル、長さ、解像度で変わります
Teamは、少人数の制作チームがそのまま申し込める区分が用意された点が重要です。一方で、管理と権限に関する項目はEnterpriseへ残されています。契約区分は人数だけでなく、社内規程で求められる管理要件から決める必要があります。
Runway Teamの公式情報
- Introducing Team Plan(Runway公式ニュース):2026年9月4日の発表本文です。料金、席数、共有クレジット、Standard・Pro・Maxの位置づけ変更を確認できます。
- Runway公式料金ページ:Team & Enterpriseの表示で、Teamに含まれる機能と含まれない機能の一覧を確認できます。
- Runway公式Changelog:9月4日のTeam Plan、8月31日のRuby、8月24日のWan 3.0など、直近の更新履歴を確認できます。
- Runway Enterprise問い合わせ窓口:9席を超える規模、SSO、管理機能が必要な場合の相談先です。
本稿は上記の公式ページで確認できる範囲だけを扱い、公式が示していない導入効果や比較は書いていません。
関連記事
- もう Runway は動画生成だけではない|Gen-4.5・Aleph 2.0で編集が変わる
- Runway Agent 2.0がFigma・Dropbox・Notion連携に対応|全有料プランで提供
- Runwayが「Media Router」を公開|料金・品質・速度から生成モデルを自動選択
AIGC TIMESは、AIクリエイティブ業界の専門メディアです。独自調査に基づく業界動向、AIツールのアップデート情報、実装を通じて蓄積したメソッドを発信しています。
メソッド | 有料調査レポート | 企業向けお問い合わせ | AIGC TIMES | 公式note